【脳卒中予防】こういうタイプは脳卒中予備軍

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脳卒中予防】こういうタイプは脳卒中予備軍
脳卒中は、危険因子を少なくすれば予防できる病気です。
すでに脳卒中になった人は、それまで生活を改めない限り、「また、同じ病気になりますよ」という警告を受けていると肝に銘じましょう。
 
≪危険因子が多いほど発症しやすい≫
 
脳卒中にかかりやすいタイプというのがあります。
それは、「高血圧で、血糖値やコレステロール値が高く、太っていて、不整脈があり、タバコを吸い、お酒を大量に飲む人」で、さらに「年齢が上がれが上がるほど、病気によっては性別に関係し、家族に脳卒中の人がいればいるほど」危険性が高くなります。
 
こうした「かかりやすい要因」を危険因子(リスクファクター)といいます。
年齢、家族の過去の病歴(家族暦)、あるいは性別などの危険因子は変えようがありませんので、受け入れるしかありませんが、高血圧や高血糖などの危険因子は、努力をすれば変えられるものです。
 
危険因子は、1つであれば危険性は低く抑えられますが、2つ、3つ、4つと重なるにつれて脳卒中を引き起こす確率がどんどん高くなっていきます。
こうした危険因子を1つでも少なくしていくことが、予防のかなめです。
 
メタボリックシンドローム脳卒中の大きな危険因子≫
 
内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、高血糖、脂質異常などをあわせ持っていることをメタボリックシンドローム(代謝症候群)といいます。
これらの状態が重なると動脈硬化が急速に促進され、脳梗塞心筋梗塞などの虚血性の疾患を引き起こしやすくなります。
 
ガイドラインによれば、内臓脂肪貯蓄積のマーカーとして、男性85センチ以上、女性90センチ以上のウエストを要注意としています。
 
これに加えて、次の3項目のうち2つ以上当てはまる場合にメタボリックシンドロームと診断されます。
 
     血清脂質異常(中性脂肪150mg/dl以上、かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満)
     血圧高値(収縮期血圧=最高血圧130mmHg以上、かつ/または拡張期血圧=最低血圧85mmHg以上)
     高血糖(空腹時血糖値110mg/dl以上)
 
≪危険リスクを1つでも減らす努力を≫
 
メタボリックシンドロームの診断基準に当てはまらないからといって、安心はできません。
内臓脂肪型肥満+前記の①~③の危険因子のうち1個でも当てはまる場合は、メタボリックシンドロームの予備軍と考えられます。
つまり、「近い将来、メタボリックシンドロームの該当者になる可能性がきわめて高い」ということです。
 
現在、男性の2人に1人、女性の5人に1人はメタボリックシンドロームかその予備軍と考えられています。
 
脳卒中がもっとも発生しやすい年代は60歳以降ですが、近年、50歳代での発症も多くなっています。
これは、メタボリックシンドロームになりやすい年代と重なっています。
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常などのリスクを抱えている場合は、1つでも減らすための努力をするべきです。
 
≪再発すると予後が悪くなる危険性も≫
 
病気の予防には、一次予防と二次予防があります。
一時予防は、生活習慣を見直して病気の発症そのものを予防することです。
脳卒中の場合は、危険因子を1つでも少なくすることが一次予防になります。
これに対して二次予防は、早期発見・早期治療を行い、病気が進行しないようにすることです。
脳卒中の場合は、再発を防ぐことです。
 
脳卒中の中でも、脳梗塞は再発を起こしやすい病気です。
特に発症後1ヶ月以内の再発が多く、一般的には1年以内では約10%の人が、5年以内では約30%の人が再発しているとされています。
脳梗塞3人に1人が5年以内に再発していることになります。
 
初回の発作と同じ部位で再発を起こすこともときにはありますが、ほとんどの場合は別の部位です。
再発を繰り返すたびに新たな後遺症が残ることになりかねません。
 
後遺症の数が多くなるほど、日常生活や社会生活に大きな支障が生じてきます。
認知症や寝たきりにならないためにも、日ごろから再発防止に努めることが大切です。
 
≪退院後は近所のかかりつけ医と連携≫
 
退院後は、急性期や回復期に入院していた病院ではなく、近所のかかりつけ医で診察を受けるケースがほとんどです。
 
かかりつけ医というのは、何でも相談でき、必要なときには専門医を紹介できる、身近な医師のことです。
脳卒中を発症すると、継続的な観察や生活指導が必要になりますので、再発予防のために信頼のおけるかかりつけ医を見つけることが必要です。
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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