脳は食事でこんなに働く

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脳は食事でこんなに働く

私たちは毎日、当たり前のように食事をしています。
どれだけ仕事が忙しくても、体調を崩して寝ているときも、悲しみのどん底にあっても、ヒトは食べ物を摂取するわけです。

それは、人間が生きる上で消費するエネルギーを、食事で補わなければならないからです。
理屈の上では食事はエネルギーを補えばよいわけですから、必ずしも1日3食摂る必要はありません。
しかし、朝は食べずに、昼は牛丼、夜はつき合いや接待で焼き鳥であっても、よいはずなのですが、「それはいかん」ということは直感的に知っているわけです。

身体に悪い、健康に悪いということは、おそらく、みんな日常の経験から分かっているでしょう。
確かに、そのような不規則な食生活(不規則な生活)は、健康には非常によろしくありません。
そして、健康だけでなく、脳にもよろしくないわけです。
身体と脳は密接につながっているので、健康な身体なくして、健康な脳はありえないわけですが、食事の仕方は、ダイレクトに脳と直結しているのです。

ですから、このような食生活では、残念ながら脳は老化の一途をたどるばかりです。

食べ物を見たり、嗅いだり、味わったりすると、その情報が感覚受容の後部大脳皮質から前頭前野へ伝わり、手や足を動かして食べるという行動に移ります。
そのとき、脳の中では感情の変化を起こす眼窩前頭皮質や前帯状皮質、そして視床下部などエネルギー代謝やホルモン調節している領域に影響を与えるわけです。

さらに食事によって、視覚・味覚・嗅覚・聴覚・皮膚感覚(触覚)の五感から情報を受けた脳が、何を食べてどう感じたかや、食べ物の好き・嫌いなどの好みを学習し、記憶しています。

学習というと知識を増やすための勉強を思い浮かべがちですが、私たちは食べるときにも学習や記憶をしています。
食べたものを記憶したり、前に食べたときと味を比較したり、使われている食材や調味料を推測することで、脳は活発に働いています。
そのことが前頭極(10野)を鍛えることにつながるのです。

食事という、人間にとって基本的な行為が、実は脳の発達に深く関与しています。
通常食事は1日3回摂りますが、40歳の人なら、4万回以上もの食事を経験していることになります。
が、人間は飽きることなく食事を楽しむことができる生き物です。

なぜか―。それは脳が喜ぶから。
楽しみながら、学習を重ねるからです。
どんな学習かというと、おいしいと感じて味を覚えたり、何を食べたか記憶したり、いつどこで誰と食べたか、などです。
このことが前頭極(10野)を働かせることにつながります。

食事で10野を鍛えるチャンスは、1日に3回。
ただ、食べ物を胃袋に収めるだけでは、10野は働かないので、注意が必要です。
残りの人生で「食脳」の機会をどれだけ生かせるかが、私たちの脳の働き具合に影響します。
何かを経験して2週間も経つと、脳の神経回路に形態的な変化が起こります。
神経細胞が分裂して増えたり、シナプスができたりします。
ですから、10年後、20年後、高齢者になったときの脳の具合を大きく決定付けることになるのです。

では、どのように食事をすればいいのか。

1. 味や匂いを楽しみながら食べる
2. 美味しいと感じるものを、美味しく食べる
3. 空腹にしてから食べる
4. 1日3回、規則正しく食べる
5. メニューを脳に記憶させる
6. 食事を止めるときを覚える

この6点です。
このちょっとしたことの積み重ねで脳は変化し、10野は間違いなく活性化します。

『前頭極(10野)は、人間だけに与えられた特権ともいえる脳の領域です。前頭極の働きは非常に高度かつ高級なもので、「人間らしい行動」、つまり創造する、考える、人と話をする、手を使うなどの行動は、すべてこの前頭極でなければなしえません。』
「衰えない脳は14日でつくれる より」

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ビタミンB12とは…?

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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