【認知症】ぼけやすい人とは?

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認知症】ぼけやすい人とは?
年をとってぼけてしまう人と、高齢でもいきいきと過ごす人。
その差をつくる要因がライフスタイル。
認知症生活習慣病の一つと考えると、防ぐ方向が見えてきます。
 
生活習慣病や頭部への衝撃など、わかってきたリスク因子≫
 
年をとってもぼけたくない。
誰もが、そう思います。
 
しかし結局のところ、年齢を重ねると、多くの人が認知症を病んでしまいます。
その一方、80歳を越えても生き生きとした好奇心を失わず、判断力も衰えない人がいます。
この差は、いったいどこからくるのでしょう。
 
認知症は、まだまだわからないことの多い病気ですが、このところ研究が進み、わかってきたこともあります。
 
そこで、まず認知症のリスク因子となるものをまとめてみます。
 
ただし、認知症は、一つの因子で起こる病気ではありません。
いくつもの因子が、相互に影響しあって発症すると考えられるのです。
 
一つ一つを自分にあてはめ、一喜一憂するのではなく、ライフスタイルを見直してリスク因子を減らしていくヒントと考えてください。
 
●加齢・家族暦・遺伝
 
65歳以上から90歳まで、アルツハイマー病の有病率は5歳上がるごとに倍増するといわれます。
年をとることは、認知症の最も大きなリスク因子の一つです。
 
・親兄弟にアルツハイマー病患者がいる人は、そうでない人よりも危険率が3.5倍高くなるとされます。
 
・アポE-4型のタンパク質遺伝子を持つ体質を受け継ぐと、アルツハイマー病のリスクになります。
 
●頭部の外傷
 
頭に繰り返し衝撃を受けるスポーツは、アルツハイマー病のリスク因子になります。
ボクシングをはじめ、アメリカンフットボール、サッカー、アイスホッケー、空手、相撲などをしている人は、注意が必要です。
 
同じ意味で、意識を失うような大きなけがを頭部に負った場合も、要注意です。
まだ20代でも、事故などで頭部を負傷すると、認知症を発症するケースがあるのです。
 
 
脂質異常症や糖尿病、高血圧、脳血管障害は、脳血管性の病気だけでなく、アルツハイマー病のリスク因子になるという調査報告があります。
 
44歳から58歳の中年期に、収縮期血圧(最大血圧)160mmHg以上あった人は、血圧が正常な人に比べ、アルツハイマー病の危険率が2.3倍になります。
 
・中年期にコレステロール値が260mg/dl以上の脂質異常症だった人は、コレステロール値が正常な人に比べ、アルツハイマー病になる危険率が2.1倍になります。
 
・高血圧で脂質異常症の人は、どちらも正常な人に比べ、アルツハイマー病になる危険率が3.5倍になります。
 
●生活環境
 
・過度の喫煙や飲酒は、アルツハイマー病のリスク因子になると考えられています。
 
・アルミニウムの持つ神経毒素が活性酸素とかかわり、アルツハイマー病のリスク因子になるという説があります。
たとえば、飲料水や胃腸薬に含まれるアルミニウムについて議論されましたが、現在は否定されています。
認知症アルツハイマー病 より」
 
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ビタミンB12の老化防止効果
 
ビタミンB12の修理工・再生屋としての能力は、21世紀の日本が抱える最重要課題のひとつである老人問題に、今後、大きな光明をもたらすことは間違いありません。

ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。

従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12について
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12