レンコンを食べると見通しがよくなる

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レンコンを食べると見通しがよくなる
 
レンコンはハスの肥大した地下茎で、小さな穴ごと食べるところから、「先の見通しがよくなる」とか、「(腸や血管などの)とおりがよくなる」、「胸のとどこおりが消える」などという伝承があり、とくにお正月のおせち料理には欠かせません。
 
江戸時代の『本朝食鑑(ほんちょうしょつかん)』という、薬用食物を記した書物のなかに、レンコンの効果が「心の悩みごとを消して、熱を散らし、胃を軽くして、血のとどこおりを防ぐ。常に食すべきである」と記されています。
 
体の中に発生しやすい、さまざまなとどこおりを解消する働きがあるという意味でしょう。
 
確かに、レンコンには食物繊維が多く、腸の働きを活発にして、コレステロールを排除したり、便秘の解消も期待できそうです。
 
風邪などのウイルスを撃退する免疫力を強化し、自身も病原菌に立ち向かうビタミンCも豊富に含まれています。
さらに、心臓を丈夫にして、血圧の安定に役立つカリウムや、男性の前立腺の老化を防ぎ、味覚の機能低下を予防する亜鉛も含まれています。
 
活性酸素の害から体を守り、老化や生活習慣病を遠ざけるビタミンEも少なくありません。
レンコンを切ると出る細い糸は、粘りの成分のムチンで、タンパク質や脂肪の消化、吸収を助け、栄養分をむだなく活用しますから、強壮作用も大です。
抗酸化成分のポリフェノールも含まれています。
「長寿食365日 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12とは…?
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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