
「七草(七種とも書く)がゆ」は、1月7日の朝に食べると、その年は病気知らずにすごせるという、神通力を持ったおかゆです。
七種の野菜や薬草などで作った「羹(熱汁のこと)」を食べて、邪気や疫病をさけようとする風習は、古くから中国にありました。
無病息災や不老長寿を願って、七種類の若菜で熱汁を作り、これを食べることが、貴族社会で広く行われるようになったのです。
熱い汁物から「粥」になったのは、室町時代、それも当初は、味噌味だったといいますから、雑炊のような食べ方をしていたわけです。
七種の若草摘みには、貴族たちも出かけており、日頃の運動不足を解消する目的もあったようです。
七草の種類は、時代によって変わっていますが、現在は、セリ、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)で、すべて越冬力の強い植物であり、冬枯れの季節の貴重な青物で、栄養的にも理にかなっています。
共通して含まれているのがカロテン、ビタミンC、E、それにミネラルやポリフェノールなどで、いずれも老化を促進させる細胞の酸化を防ぐ成分です。
さらに、食物繊維も多く、整腸効果も期待できます。
風邪を防ぐといった薬効作用も少なくありません。
「長寿食365日 より」
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ビタミンB12なぜ体にいいのか?
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめといえます。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12