いま抱えている悲しみ、悩みは必ず終わりが来る

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いま抱えている悲しみ、悩みは必ず終わりが来る
 
悲観的になるのは、いま抱えている悲しみ、苦しみ、悩みが永遠に続くかのように思い込んでしまうからです。
 
たとえば、多少苦しいことでも、それに締め切りがあれば耐えることができるものです。
1週間で終わる、あるいは期間が長くなっても、半年、あるいは一年たてば終わるなどとわかっていれば、何とかたえることができるものです。
その苦しみがいつまで続くかわからないから、耐えられなくなってしまうのです。
 
いつ終わるかその見込みが立たないときには、苦しいものです。
その苦しみ、悩みが永遠に続くかのように思えてしまうのです。
 
また、自分だけが不幸だ、不運だと思うと、さらに苦しくなります。
どんどん悲観的になってしまいます。
何かあると「なぜ、自分だけがこんな目にあわなければいけないのか」「自分だけが不幸だ」などと思い込んだりします。
悲観的な人はそう思いやすいのです。
 
しかし、「こんなことは誰にでも起こることなんだ」「自分だけが特別に不幸なわけではない」と、多少自分から離れて考えることができれば冷静になるはずです。
 
人生先はどうなるかはわかりませんが、どんなに悪い状況でも長い目で見れば、必ず終わりがあります。
 
「いまの苦しみはいずれ終わる。必ず状況は変わる」と思えれば、気分を切り替えて、そのストレスをある程度受け流すことも可能なのではないでしょうか。
また、その状況から何とか脱しようという気力も起こるものです。
 
多少ストレスがあっても、気分を切り替えることがうまくできていれば、ストレスをためずに受け流すことができます。
逆に、たいしたストレスでなくても、切り替えることができないと、ストレスがどんどんたまってしまいます。
 
気分を切り替えることができれば、それまで悩んでいたことを違う視点から見たり考えたりすることができるようになります。
すると、いままでの悩みがそれほど大きなことに思えなくなったりします。
「心も脳も元気になるストレス整理術! より」
 
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神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について