脳のストレス耐性を高める八つのコツ⑤~⑧

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脳のストレス耐性を高める八つのコツ⑤~⑧
 
私たちのまわりにストレスのないところはありません。
ある程度のストレスは私たちが健康に暮らしていくために必要です。
 
みなさんは学生のとき、「試験には出ない」とわかっている箇所をきちんと勉強したでしょうか。
たいていの人は、読んでおく程度で覚えずに終わっていたと思います。
将来的には「大切だ」とわかっていても、学生にとっては目先の試験勉強が第一です。
それ以外のことを勉強するのはストレスでした。
 
でも、試験勉強も受験も、それがあるからこそ一生懸命勉強する、という側面もあります。
受験というストレスフルな環境下ではありますが、友人と励ましあい協力しながら、苦しい時代をともに乗り越えてきたおかげで、生涯の親友ができたという人もいるでしょう。
 
社会人となってからもさまざまな苦労があると思いますが、何事も臨機応変に対処していくことが必要です。
ときにはまわりの人に「どうしたらいい?」と助けを求めることも大切です。
だれも完全な人はいないのですから。
 
ストレスに負けない脳にするためには、脳のストレス耐性を高めることです。
そのコツを八つにまとめます。
 
⑤ 物事を柔軟にとらえる訓練をする
そのときはカッと腹が立っても、あとで考えてみたら普通のことだったということはよくあることです。
ですから、他人と話をすることは大切です。
人はみな主観的なものですが、他人と話すことによって、冷静に客観的に事態を見ることができます。
 
また、相手の立場に立って考えて見ることも考えてみることも訓練になります。
 
⑥ 自分の考え、感情をうまく表現する
社会に出れば、「できること」だけでなく「できないこと」が出てくるのは当たり前のことです。
「できません」と素直に言えば周囲も助けることができるのですが、それが言えない人が多いようです。
 
家庭のなかではどうでしょう。
“裸”をみせていればくつろげるし、リラックスできてストレスがない。
 
ところが社会ではみんな“服”着ています。
“裸”は見えません。
ある程度仲良くならないと、裸を見せて「できません」と言えない。
つらくても「つらい」と言えない。
 
自分が生きている社会のなかで、自分がくつろげる場所をたくさんつくった人のほうが強いと思います。
「できない」と本音を言える人をつくっておくのが大切です。
そうすれば「できる」人がやってくれて、仕事の分担が可能になります。
これは甘えとは違うことです。
 
仲間、友人、そして信用をつくっておけば、周囲の人があなたを助けてくれます。
 
⑦ 時間を有効に使い、ゆとりを持つ
1日にできることには限りがあるので、みな毎日、時間に追われて仕事をしています。
でも本当は一度止まってリセットしたほうがいいと思います。
仕事の優先順位は合っているか、自分の分担はどの範囲までか、どこまでストレスに耐えられるか。
それらを見極めて、力量に合った時間配分をしなおしてみる。
それが心の余裕、ゆとりにつながります。
 
意識していただきたいのは、がんばっていい時間とがんばってはいけない時間帯がある、ということ。
昼間はがんばっていいけど、夜がんばっても効率は上らない。
サーカディアン・リズムはそれを示しています。
 
人間は休まないと働けない動物だということを忘れないでください。
 
⑧ 趣味、旅行で気分転換をはかる
みなさんは趣味や旅行を一生懸命やっていますか。
テニスでも何の趣味でも、本当に一生懸命にやってきた人は、「ああ、これができてうれしい」という幸せ感があるものです。
そうではなく「時間ができたら趣味をやろう」という程度では、あまりうれしさも感じられないもの。
適当な取り組み方では喜びも少ないでしょう。
 
学生時代から一生懸命世界を旅行して歩いてきた人は、「今度はあそこに行きたいな」と思いますが、そういう興味を持てるのはその下地となる蓄積をつくってきたからこそ。
それがなくては、どこを見てもみな同じように見えてしまいます。
 
なかには「休みになると筑波サーキットを借りて走っているんです」という人もいました。
単なる趣味ではここまでできません。
そこまで打ち込めるものがある人は脳もいきいきとしています。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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