頭のよさとは何か

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頭のよさとは何か
 
「あの人は頭がいい」というとき、人はどういう意味でいうのでしょうか。
 
物事をよく知っている、広い視野で物事をとらえられる、筋の通った会話ができる、正しい判断ができる、など評価のポイントはさまざまでしょう。
 
脳が年齢とともに形成されていくように、「頭のよさ」も年齢とともに変わっていくと考えています。
 
小さいとき、学生のときの頭のよさは「論理性」、思考を正しい筋道で進めることができる力です。
 
ルネサンスの芸術家・科学者として名高いレオナルド・ダ・ヴィンチ、彼は芸術、自然科学、機械工学など多方面で活躍した「万能の人」です。
 
ダ・ヴィンチ自身は、自分のことを理解できるのは数学者だといっています。
数学や科学は1の次に10がきたりしない。
12345……と規則性をもって続く論理の世界です。
 
モナ・リザ」や「最後の晩餐」などはもちろん芸術的にもすばらしい絵ですが、彼の真骨頂が発揮されていて面白いのは正確な人体図ではないかと思います。
 
ダ・ヴィンチは人体解剖までして絵を描いています。
目がどう見えるかも研究しています。
対象を仕組みと規則でとらえる視点は完全に科学、数学の世界であり、画家、芸術家とはまったく違うスタンスです。
そういう意味で数学者でないと自分のことはわからないといっているのです。
 
そして、ダ・ヴィンチがすばらしいのは、そういう論理性から出発して、思考が展開していくところです。
規則正しい論理性だけで終始せず、物が見えるしくみはこう、では人はどう見えるのか、人の影はどう映るのか、と思考が発展していく。
こういうことができるのはワンランク上の頭のよさだと思います。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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   認知症とビタミンB12の関係の本当のところは?
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ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
さらに、ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経の働きを助けます。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなるのです。
脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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