【オールシーズン】高血圧を防ぐ成分なども含む穀類の優等生『そば』

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【オールシーズン】高血圧を防ぐ成分なども含む穀類の優等生『そば』

★効用
・エネルギーの補給
疲労回復
・精神安定
動脈硬化予防
高脂血症予防
・糖尿病予防
・がん予防
・高血圧予防
・肥満防止
・便秘予防
・老化防止
・美容
 
栄養
生活習慣病予防に役立つ成分が目白押し》
日本人のそばとのつき合いは古く、縄文時代にはすでに食べられていたとか。
当時は雑炊などにしていたようですが、現在は一般にそばといえば、製粉してめん状にしたものです。
 
主成分はでんぷんで、ほかの穀類に比べてアミノ酸のリジンやトリプトファンが多く、たんぱく質の栄養価値が高いのが特徴です。
最近の研究では、そばのたんぱく質“そばたんぱく”には、体脂肪の蓄積を抑える物質が含まれているという報告もされています。
 
毛細血管を強くするルチンを含むというのも、そばの見逃せない魅力です。
そのほか、白米ではあまり期待できないビタミンB1B2、ミネラル、食物繊維などの供給源としても優れています。
 
高血圧や動脈硬化の予防、肥満防止、疲労回復などには、白米よりそばを主食にするのが効果的です。
 
とり方
《具だくさんにしたりごまだれで》
めんが一般的です。
つけ汁で食べる冷たいそばも、かけ汁で食べる温かいそばも、栄養バランスをとるために、できるだけトッピングを多くしたいもの。
また、そばつゆをごまだれにするのも一法です。
ごまのセサミンの働きが加わって、体脂肪の蓄積抑制効果や動脈硬化の予防効果などかアップします。
 
そのほか、めんの食べ方としては、そばずし、そば蒸し(信州蒸し)も美味。
そば粉は熱湯を注いでよくかき混ぜ、しょうゆをつけて食べるそばがきなど、殻を除いたそば米(麦そば)はごはんや雑炊に。
 
★おすすめレシピ
《野菜そば》2人分
<材料>
そば() 150g
だいこん 80g
にんじん 40g
きゅうり 1/2
大葉 2
みょうが 1
ツナ() 小1
温泉卵 2
だし汁 1カップ
ごま・切りのり・わさび 各少々
 
<作り方>
  そばはゆで洗い、水けをきります。
みりん・しょうゆ各大さじ3は煮立たせ冷やします。
  だいこん、にんじん、きゅうりは34センチのせん切り、大葉、みょうがもせん切りにします。
  器にそばを盛り、②、汁けをきったツナ、温泉卵を盛って汁を注ぎ、ごま、切りのりをふりかけ、わさびを添えます。
 
★選び方
《栄養期待ならそば粉100%の生そばを》
 乾めん、生めん、ゆでめん、さらにそば粉やつなぎの違いから多くの種類があります。
表示の原料名や製造日、賞味期限を確かめて購入しましょう。
ルチンをはじめとする有効成分をたっぷりとりたいなら、そば粉100%の生そばがおすすめです。
 
★注意点
そば湯はお茶代わりにストレートで》
 そばのゆで汁(そば湯)は風味があっておいしいもの。
水溶性のビタミンB1、ルチンなども流れ出ていますから、お茶代わりに飲めば、栄養的な効果まで期待できます。
 
ただし、つけそばのつけ汁に入れて飲むときは、塩分のとりすぎに注意が必要です。
塩分をコントロールしている人は、かけそばの汁も飲み干さないこと。
 
★そば豆知識
漢方で最もよく知られているそばの効果は、からだの中の余分な熱や水分、毒を除く働き、つまり清熱(せいねつ)、解毒作用です。
このことから、のぼせによる症状、おなかにガスがたまる症状、下痢、偏頭痛、高血圧、眼底出血、寄生虫の駆除などに効果があるとされています。
がっしりした体格でのぼせやすい人、水太りぎみでのぼせやすい人には、うってつけの食品といえるでしょう。
 
ただし、からだを冷やす作用が強いので、冷え性の人などは冷たいそばの常食は避けるのが無難です。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分