女性の顔のシミは、動脈硬化のバロメーター

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女性の顔のシミは、動脈硬化バロメータ
 
女性の大きな悩みの一つに、顔の「シミ」があります。
シミの原因はストレスや加齢、女性ホルモンの異常などといわれてきました。
しかし最近になって「中高年女性の場合、動脈硬化が進んでいる人ほどシミが大きい」という研究が報告されています。
 
2013年、愛媛大学医学部皮膚科学教室の宮脇さおり助教授らは、同附属病院の「抗加齢・予防医療センター」で健診を受けた女性169(平均年齢65)の首の動脈をエコーで検査しました。
デジタルカメラで顔を撮影し、コンピューターでシミの総面積やシワの長さ、肌の明るさ、きめの細かさ、毛穴の数などを解析しました。
すると、シミの面積が大きい人ほど、頚動脈の動脈硬化が進んでいたことがわかったのです。
しかしこの関連は、男性には見られなかったそうです。
 
「シミは、女性だけに送られる動脈硬化のサイン」と思って、血管のケアにも気を配っていきましょう。
「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
 
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ビタミンB12の主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめといえます。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は動物性の食品に含まれているビタミンです。
ベジタリアンのように、ビタミンB1が少なくて葉酸が多い食事を好む人は、ビタミンB12不足の可能性が高いので、できるだけ摂取しましょう。
 
ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。
この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃を切除したり、胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。
またカルシウム不足もB12が吸収されなくなる一因です。
 
月経中および、月経前の女性には、ビタミンB12が有効だといわれています。
それはビタミンB12がもつ造血作用や精神安定作用などが月経に伴う悩みを解決してくれるからです。
 
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