鉄分が不足すると、くすみやシワが増えるワケ

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鉄分が不足すると、くすみやシワが増えるワケ
 
見た目の印象を大きく左右する、肌年齢。
年齢を重ねてもくすみやシワをできるだけ抑えて、肌年齢を若く保ちたいものです。
 
肌年齢と大きく関係している栄養素のひとつが、鉄です。
鉄が不足すると貧血になるのは、ご存知の通り。
貧血がひどい人の肌が、青白く血の気がないのは、鉄不足が一因です。
 
血中の鉄は、体中の細胞に酸素を運ぶという大切な役割を果たしています。
ですから、鉄が不足すると、肌の細胞へ十分酸素がいきわたらなくなり、肌がエネルギー不足を起こします。
 
すると、どうなるか。
 
肌の新陳代謝が悪くなって肌の老化が進み、くすみやシワが少しずつ増えて、どんどん“老け顔に近づいてしまうのです!
 
鉄欠乏性貧血の方にお話を聞いてみると、そもそも普段の食事量が少ない人が多く、栄養素が全体的に足りない傾向があります。
偏ったダイエットをしている人や、鉄を多く含んでいる肉類が嫌いな人も多いようです。
 
また、あまり知られていないことですが、日常的に激しい運動をする方にも、鉄不足が見受けられます。
また、酸素の消費量も増えるため、自然と鉄の消費量も増えてしまいます。
 
鉄不足を防ぐには、よく「ホウレンソウを食べなさい」”と言われたものですが、ホウレンソウに含まれている鉄は、単独ではカラダに吸収されにくいので、鉄を補うためには、あまり効果が期待できません。
 
鉄には、多くの動物性食品に含まれカラダに吸収されやすい「ヘム鉄」と、植物性食品に含まれカラダに吸収されにくい「非ヘム鉄」があり、ホウレンソウに含まれているのは非ヘム鉄です。
さらにホウレンソウの場合、鉄の吸収を妨げるシュウ酸も含んでいます。
 
貝類や卵にも鉄は豊富です。
動物性なのでヘム鉄と誤解される方も多いのですが、残念ながら、こちらも非ヘム鉄です。
 
鉄不足を防ぐためには、鶏や豚のレバーをはじめ、肉類、魚類(特に血合い部分)などを意識的に食事に取り入れることです。
こちらはヘム鉄が豊富なので、効率的に鉄分をとることができます。
 
また、ビタミンCやクエン酸、肉や魚のたんぱく質は、非ヘム鉄の吸収をよくします。
ですからホウレンソウを食べるときは、ソテーにはレモン汁を、おひたしにはポン酢しょうゆをかけるなどし、一緒に肉料理や魚料理を組み合わせることで、非ヘム鉄の吸収がよくなります。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
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