副腎ケア習慣3:カラフルな食事で、ファイトケミカルを豊富に摂ろう!

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副腎ケア習慣3:カラフルな食事で、ファイトケミカルを豊富に摂ろう!
 
ファイトケミカルとは「植物がもつ自然の化学成分」をさしますが、いろいろな野菜のもつ、さまざまなファイトケミカルを摂取することで、がん予防にも効果のある抗酸化作用をはじめとして、抗アレルギー作用、肝機能の保護、血圧や血糖の調整などに役立ち、副腎はもちろん、体全体によい影響を与えます。
 
ファイトケミカルは、5大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、それに次ぐ食物繊維に並んで、最近では「第7の栄養素」とも呼ばれます。
 
ファイトケミカルは、それぞれの野菜の色素成分が集まる皮に集中していますので、無農薬・有機栽培の安全な野菜を買って、皮ごと調理したり、丸ごと食べるのが理想的ですが、難しい場合は、とにかく色とりどりの野菜を食べれば、十分効果が望めると思います。
 
とにかく旬の安い野菜をたくさん食べるというスタイルで、ファイトケミカルの恩恵にあずかっています。
 
確かに無農薬・有機野菜を丸ごと食べるということができれば申し分ありませんが、旬を迎えて安くなっている野菜をたくさん食べれば、少なくとも60点以上の効果はあります。
 
一応、主なファイトケミカルについては以下にまとめましたが、あくまで参考程度に眺めていただければ結構です。
完璧だけを求めずに、できる範囲で効果を得られれば、十分な副腎ケアとなりますので、難しいことは考えずに、楽しんで野菜をモリモリ食べるようにしてください。
 
また、以下にもいくつかありますが、パセリやにんにく、コリアンダーなどの香味野菜、唐辛子やコショウなどの香辛料には、毒素を体外に排出するデトックス効果がありますので、大いに食べるようにしましょう。
 
ただし、腸のトラブルがひどい方は毒素を上手に排出しきれずに、毒素が詰まって、その出口がなくなってしまうことがありますので、解毒よりも腸のマネジメントを最優先にするようにしてください。
 
■いろいろなファイトケミカルと期待される健康効果
 
<赤>
リコピン…トマト、ニンジンなど
がんや血管病の予防、アレルギー性疾患の抑制など
・カプサンチン…唐辛子、赤ピーマンなど
がんや血管病の予防、HDLコレステロール(善玉)の増加など
 
<オレンジ>
・プロビタミンA…ほうれんそう、小松菜など
がんの予防、コレステロールの調整など
・ゼアキサンチン…ほうれんそう、ブロッコリーなど
がんの予防、加齢による目の病気の予防改善など
 
<黄>
・フラボノイド…たまねぎ、バセリなど
血管を丈夫にして、血行を促進するなど
ルテイン…ほうれんそう、ブロッコリーなど
がんや血管病の予防、加齢による目の病気の予防改善など
 
<緑>
クロロフィル…ホウレンソウ、ニラ、春菊、モロヘイヤ、海苔など
がんの予防、コレステロールの調整など
 
<紫>
アントシアニン…なす、紫キャベツ、赤じそなど
加齢による目の病気の予防改善、高血圧の抑制、肝機能を守る作用など
 
<黒>
・クロロゲン酸…じゃがいも、さつまいも、ごぼう、なすなど
がんの予防、血圧や血糖値のコントロール、肥満の予防改善など
 
<白>
・イソチオシアネート…キャベツ、カリフラワーなど
がんの予防、コレステロールの調整、血液サラサラなど
・硫化アリル…ねぎ、たまねぎ、にんにくなど
がんの予防、高血圧の抑制、抗菌、血流サラサラ化など
「自分で治す! 副腎疲労 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
一般にビタミンB群は、協力して働くため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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