
もっともな疑問だと思います。
あなたの頭の中にある「脳」をイメージしてみてください。
脳には、たくさんの血管が通っています。
脳の表面にも、脳の深いところにも、血管はあります。
そして、血管には当然、血液が流れています。
あなたの脳で、血管の一部が切れて、血液が脳の中に出た状態が「脳出血」。
なぜ、脳の「出血」が減り、「詰まる」ようになったのか
「脳溢血」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは、ひと昔前によく使われた言葉で、文字どおり「脳に血があふれる」こと。
つまり「脳出血」のことです。
かつては「脳溢血」という言葉が主流で、それくらい「脳出血」がおおかったということ。
ごくごく簡単に、その理由をお話します。
「脳出血」が減ったのは、血圧の管理が良くなったからです。
「高血圧は危険」という考え方が、一般の人々に浸透し、「高血圧の原因」である塩分の多い食事を制限したり、血圧をこまめに測って、血圧が高いときには降圧薬を内服するようになったりしたことなどが、も大きな理由としてあげられます。
一方、「脳梗塞」が増えたのは、食生活の欧米化が大きな原因と考えられます。
高カロリー、高脂質の食事は、肥満の人を増やしました。
糖尿病や脂質異常症、肥満(メタボ)などがそうですが、こうした病気はどれも、血管を詰まりやすくし、血液をドロドロにしたのです。
「脳卒中にならない、負けない生き方 より」
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脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
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