腸内細菌を元気にするために食事の内容を見直す

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腸内細菌を元気にするために食事の内容を見直す
 
「育菌」には普段から腸に良い食事をすることが大切です。
とくに、便秘は腸内バランスを崩す最大の敵ですから、便秘にならない食生活を心がけましょう。
 
夜型の生活や睡眠不足、ストレスのために腸がうまく働かず、便秘や下痢を繰り返している人は、規則正しい生活に戻し、3食きちんと食べることが大切です。
「便秘には食物繊維がよい」からと言って、腸が疲れている人が、ごぼうや玄米など食物繊維の多い食材ばかり食べると、腸のオーバーワークでお腹が張り、腸の働きがかえって鈍ってしまいます。
冷たい飲み物や、脂っこい料理、唐辛子など刺激物の多い激辛料理も、腸に負担をかけてしまうので避けましょう。
腸が疲れているなと思ったら、食事の量を少し減らして、ホットドリンクや温かいスープなど、腸を温めるものでケアしましょう。
 
冷え性で便秘がちという人は、運動やストレッチで全身の筋肉を刺激したり、半身浴などで血行をよくし、体を内側から温めることが大切です。
喫煙は血管を収縮させて、細胞に酸素を届ける赤血球の邪魔をするので厳禁です。
 
朝食抜きも体が温まらないのでNGです。
朝食には生野菜のサラダやジュースより、温野菜サラダや刻み野菜のスープ、みそ汁など、腸を温めるものを食べましょう。
夜は就寝時間の3時間前には食事を終えましょう。
寝ている間に排便の準備が整えられます。
 
デスクワーク中心で運動不足の人は、腹筋が弱まり、腸の位置が下がることがあります。
女性はとくに骨盤が広いため、腸が下がり、直腸や肛門の機能低下による便秘(いわゆるスーパー便秘)になりがちです。
腹筋を鍛える運動やウォーキングを生活にとり入れましょう。
食欲不振で食事の時間になってもお腹がすかない人は、腸に適度な刺激を与えることも大切です。
たとえば、朝起きたらコップ1杯のお水を飲む、唐辛子やこしょうなどの香辛料を適度に使う、かんきつ類や酢の物をとるのもよいでしょう。
 
ダイエットのために食事を抜くと、便の量が減り、腸のぜん動運動が妨げられて、かえって腸内細菌の働きが悪くなります。
また、同じ食材ばかりを食べる「○○ダイエット」では、腸内細菌も偏り、1000種類以上もある腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
消化と代謝がうまくいかないと、体に溜まった脂肪は燃焼しないので、まずは、食事量を腹八分目に抑えるという自然なダイエットから始めてください。
「腸で酵素をつくる習慣 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質(ホモシステインなど)が増えるといわれています。
 
現在60歳以上の2割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、内因子が
少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。
萎縮性胃炎など胃の病気などで内因子が作れない場合も吸収が困難になります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。

 また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
さらに、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)の合成やたんぱく質の合成、末梢神経(手足)、中枢神経(頭)、 認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるために、ビタミンB12に注目していただきたいと思います。
 
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