認知症の発症リスクは簡単に軽減できる!

イメージ 1
認知症の発症リスクは簡単に軽減できる!
 
そもそもアルツハイマー認知症にかかるのは、遺伝子による影響が大きいことがわかっています。
その割合は、遺伝子レベルでいえば70%程度が遺伝要因、30%程度が生活習慣と言われています。
これだけを見ると、将来的に発症するかどうかは、生まれつき運命づけられているようにも思えます。
 
しかしここで強調したいのは、一つの遺伝子が原因で発症にいたることはきわめて稀だということです。
 
たとえ病気の遺伝子があったとしても生活習慣を変えることで、遺伝子による発症のリスクが軽減できるはずなのです。
いかに生活習慣を見直すことが大事か、この1点だけでもわかるでしょう。
 
運動不足、睡眠不足、暴飲暴食、人間関係や仕事のストレス等々の積み重ねが、身体にも脳にもいいわけがありません。
これらを当たり前のレベルに戻すだけでも、発症のリスクはずいぶん軽減できると思います。
 
もちろん50~60歳代から生活習慣を改めたとしても、けっして遅すぎることはありません。
むしろ、この年代こそ正念場です。
 
いかに脳の萎縮を食い止め、認知症生活習慣病のリスクを引き下げる生活を送るか。
その自覚こそが、十数年後に大きな差を生むことになると思います。
 
 ところで、しばしば巷で「高学歴な人は認知症になりにくい」という話を聞くことがあります。
そう言われる「理由」に目を向けることは、無意味ではありません。
しかし、高学歴そのものが認知症予防の絶対条件ではありません。
 
 学歴がどうであれ、仕事をがんばれば人脈は広がるし、コミュニケーションの機会も増えるでしょう。
より重い責任を担い、高度な判断を迫られる場面も出てくるはずです。
 
それに、社会に関心を持つことは誰にでもできます。
趣味の世界に学歴はまったく関係ありません。
食事に気をつけたり運動をしたりすることもできます。
 
要するに社会の一員として責任を持ち、毎日をイキイキと過ごしていれば、必然的に認知症のリスクは遠ざかるのです。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸(DNA)合成の両方に深く関わっています。
 
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!