内皮細胞を元気に保つ3つのポイント

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内皮細胞を元気に保つ3つのポイント
 
血管病を防ぐ内皮細胞によい生活
 
重要な役割を果たしている内皮細胞を健全に保つには、以下の3つのポイントになります。
 
1.内皮細胞を傷める要因を減らす
 
内皮細胞を傷つける、最も大きな要因は活性酸素(体内で増えすぎると細胞を傷つけ老化の一因となる物質)です。
活性酸素の害を減らすために、抗酸化成分(活性酸素を除去する成分)の多い野菜、大豆などを積極的に取りましょう。
 
禁煙をして、ストレスを軽減することも大切です。
 
2.血圧を上げない
 
血圧が高いと、内皮細胞が傷ついて機能が低下します。
血圧を高める主な要因は、塩分の取り過ぎと肥満です。
減塩を心がけ、肥満の人は少しずつでも、標準体重に近づけましょう。
 
3.血流をよくする
 
血液と内皮脂肪は、持ちつ持たれつで互いに健全性を保っています。
適度な勢いでスムーズに血液が流れているほど、内皮細胞は高い機能を保てます。
そのためには、脂質や糖質の取り過ぎを避け、適度な運動を心がけることが大切です。
 
内皮細胞は、約1000日、およそ3年間で生まれ変わります。
3年と聞くと、長く感じるかもしれません。
 
しかし、少しずつ入れ替わるので、今日から内皮細胞に良い生活を心がければ、徐々に機能は高まります。
血管病の予防で大きな力となる内皮細胞を、ぜひ元気に保ちましょう。
「血管がぐんぐん若返る最強療法 より」
 
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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
もしビタミンB群のビタミンB12・B6や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
 
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
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