日常のイライラはホルモンが原因だった

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日常のイライラはホルモンが原因だった
 
原因不明の何となく感じる不調に関しては、時にどうしていいかわからないほど悩みます。
病院に行っても、検査上はまったく異常を示さず、とくに治療法がない場合もよくあります。
 
最近では「不定愁訴」という言葉も定着しつつありますが、さまざまなカウンセリングを受けてもなかなか改善しない時は本当にイライラするでしょう。
 
そこまでいかずとも、日常的なイライラにもじつはホルモンが大きく関与しています。
 
女性の場合、生理が始まる1週間くらい前から卵胞ホルモン(エストロゲン)という性ホルモンの分泌が減ります。
 
すると逆に、黄体ホルモン(プロゲステロン)という性ホルモンの分泌が高まり、イライラとか倦怠感、さらにはうつっぽくなる症状があらわれると考えられています。
 
これは「PMS(月経前症候群)」と呼ばれます。
 
必ずしも女性全員に起こるわけではありませんが、大なり小なりメンタル面に影響がおよぶことになります。
 
とくにエストロゲンは、メンタル面での安定に関わる大事なホルモンと言えます。
 
男性の場合も、似たような傾向があります。
 
例えば、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌量が低下することで、やはりメンタル面の影響を受けます。
メンタルが安定しないとうつっぽい症状になります。
 
男性は50代に入ると急に頑固になったり、機嫌と不機嫌を激しく繰り返したりと感情の振幅が急に広がることがあります。
 
じつはそんな感情面での変化に大きく関与するのがテストステロンという男性ホルモン(性ホルモン)です。
 
これはステロイドホルモンの一種ですが、テストステロンを中心とした精巣で生産される男性ホルモンは「アンドロゲン」と総称されます。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
ビタミンB12について?
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