血管を破壊する四天王

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血管を破壊する四天王 
 
ここでは血管を強化するためには、敵を知らなければいけないですね。
 
どうして血管が壊れていくのか、血管を破壊するモノ、そのメカニズムは何なのか?
 
それをここではお伝えします。
 
血管が壊れていくメカニズムは、大きく4つに分かれます。
それは、血管の「酸化」「糖化」「炎症」「ストレス」です。
このすべてが血管の最も内側、血管内皮細胞を中心に起こっているのです。
まさに、血管を細胞レベルで破壊する四天王と言えます。
それぞれについて説明していきましょう。
 
1. 酸化
 
血管のさびつきです。
鉄がさびていくのと同じように血管もさびていきます。
ここには、大きくNO(一酸化窒素)と活性酸素が関係してきます。
NOを効果的に産生させ、正常に血管内皮細胞が機能するには、血管を酸化させない方法、活性酸素を増やさない方法を知る必要があります。
 
2. 糖化
 
 糖化とは、糖に変化するという意味です。
これはカラダの中のタンパク質が糖と結びついてしまい、糖たんぱくという物質に変性してしまう現象を指します。
「糖化」産物と言われます。
 とくに、最終糖化産物と言われるAGEは、強烈に血管を破壊する物質です。
そこで、AGEを増やさない生活を送ることが必要です。
 
3. 炎症
 
炎症というのは、たとえば傷ができたときにその部分が赤くなりますが、これは、傷の部分を修復する過程で炎症反応が生じるからです。
炎症はカラダの至るところで起き得ます。
もちろん血管にも炎症が起き、常に傷がついています。
血液が常に血管のぶつかることで血管の壁が傷つくのですが、炎症が治まっていれば容易に血管は修復されていきます。
しかし、炎症が続き、血管が常に傷だらけでささくれ立って、もはやその傷を修復しきれなくなります。
炎症反応が高いままでダメージを受けた血管は、やがて破れるか詰まってしまうことでしょう。
この炎症の大きさは簡単に血液検査で測ることができ、その項目はCRPと呼ばれています。
CRPが普段から高い人は、将来心臓病を起こしやすい、血管が詰まりやすい、と言われています。
 
4. ストレス
 
血管には多くのストレスがかかります。
血管のストレスとは血管の緊張状態のこと、血管の過剰な収縮状態のことです。
もちろん、この血管のストレスをとることも知っていなければなりません。
 
さあ、どうすればよいのでしょう?
 
実は、この四天王を排除することを日常生活に取り入れ、習慣にしていく確実な方法があります。
 
たった5つの習慣です。
 
血管強化を身につけるためのたった5つの習慣、次回から1つずつご紹介していきましょう。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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