運動は「食後30~60分」が効果的

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運動は「食後30~60分」が効果的
 
運動で「血管内皮細胞」を直接刺激すると、「NO」の分泌が促されて「血管力」アップにとても効果的です。
 
ただし、運動をするタイミングについての判断は専門家によって異なります。
ここでは食後、高血糖を早めに安定させることを考えて、「食事をしてから30分から1時間以内に10分程度歩きましょう」とおすすめしています。
 
血糖値は食後1~2時間後にもっとも高くなり、このとき消費しきれなかったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられたり、脂肪細胞にため込まれたりしま
 
食後に運動をして血液中のブドウ糖を使うと、高血糖状態が早めに改善されて中性脂肪へ合成される量が減り、「血管力」のサポートになります
 
食後30分ほどは消化のために体を休ませて、食後1時間までの間に10分程度の有酸素運動を行うようにしましょう。
食べ過ぎたときや体重を落としたいときには、さらに10分追加するなどするとよいでしょう。
 
内臓脂肪や皮下脂肪は20分を過ぎるころから使われ始めますが、血液中のブドウ糖10分程度の運動でも燃焼されます
1回の運動時間は10分でも、1日3回行えば合計30分。
1日の運動量としては十分です。
 
★「血管力」を高める運動のベストタイミングは?
 
食後、消化のために30分休む
 
食後高血糖の時間に合わせ10分運動
 
過分な糖質を燃焼できる!
肥満・メタボも効率よく防げる
 
食後1時間以内に
運動することが
血管力を高くするポイント!
 
※NO(エヌオー)=「一酸化窒素」
・「血管内皮細胞」から分泌される
・血管の筋肉を弛緩させて血管を拡張するなどの機能がある
 
「血管内皮細胞」には血圧をコントロールしたり、血管についた傷の修復を促したりする機能も備わっています。
それらを主に担うのが「NO(一酸化窒素)」です。
心筋梗塞脳卒中など血管の病気の改善に「NO」が効果をもたらすとして、さらなる研究が進められています。
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12について?
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