ホッとしたいときは鎖骨下を押す

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ホッとしたいときは鎖骨下を押す
 
鎖骨の付近は、腎の経路が終わるところで、腎のツボや、肺のツボもある、気が集まってくる代表的なところです。
緊張したり、気持ちにあせりがあるときは、鎖骨の下のラインに沿って、指をすべらしてマッサージしましょう。
たまっている気の流れがよくなり、楽になれるはずです。
 
ここにあるツボのうち、とくにたいせつなのは「雲門(うんもん))と「愈府(ゆふ)」です。
東洋医学では、鎖骨から下が人間界、鎖骨から上は神の領域であると考えています。
この雲門は、「神様の門に通じる場所」という意味のツボです。
肺経のツボなので、せきやぜんそくなど、呼吸器系のトラブル改善にも効果があります。
 
愈府は「治療する力が集まる場所」という意味のツボで、腎の経路は足から始まってここで終わっています。
気がたまる場所なので、指圧することで気の流れがよくなります。
 
メンタルが弱っている人は、肩が前に出て、縮こまったポーズのまま固まってしまっている傾向があります。
あおむけに寝ても肩が前に上がって鎖骨が出ている状態です。
これは長年気管支ぜんそくを患っている人にもみられます。
 
気の流れをよくして、呼吸を楽にするには、肩甲骨を後ろにひいた、胸を広げた姿勢がたいせつです。
胸を開くと、空気もたくさん入ってきて、新陳代謝もよくなります。
気持ちが落ち込んできそうなときは、鎖骨の下を押して、意識して胸を開くようにするとよいでしょう。
 
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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」
 
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12の働き
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