一瞬で元気を出すなら「辛味」を食べる

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一瞬で元気を出すなら「辛味」を食べる
 
元気がなくて、「はぁ、もうだめだ」と思わずため息をついてしまうときは、思いきり熱を入れてテンションを上げましょう。
麻婆豆腐や麻辣麺のような辛いものを食べて発散させるとよいでしょう。
 
疲れは肝にくる人と、肺にくる人がいます。
肝にくる人はイライラして怒りっぽくなりますが、肺にくる人は、ため息が多くなります。
肺が弱ってくると、顔色は白くなり、やせてきたり、背筋が曲がってきたりします。
悪化してくると不安症候群にもなりやすくなります。
「はっ、はっ、はっ」と呼吸が浅く、早くなる過換気も肺がストレスでやられているときの症状です。
 
辛いものといっても、わさびの辛さではなく、唐辛子の辛さです。
辛いものを食べて、疲れた体に瞬間的に火をつけて動かすようなイメージです。
 
ただし、いつも辛いものを食べていればいいわけではありません。
ふだんは五味がととのった食事が基本です。
辛いものばかりを食べていると、肺にばかりエネルギーを入れることになるので、体のバランスがくずれてきます。
これは、疲れているのに、どうしても休めない、そんなときに、辛味で弱っている肺を補う方法です。
激辛料理が好きな人は、ほかの味もバランスよくとるようにしましょう。
 
よいアイデアを出したいなら「甘味」で脳をゆるめる
 
 東洋医学ではアイデアを出すには脾(消化器)が関係していると考えます。
イデアは漢字では「意」や「思」、「意」は音に心と書きます。
まさに心の中にあらわれる音。
発想につながる言葉なのです。
「思」という字は、田に心と書きます。
田はイネが育つところであり、ものを生む場所。
「心の中のものを生む場所」である脾がしっかりしていないと、よいアイデアがでないというわけです。
 
 脾を元気にするのは五味のなかの「甘味」なので、会議に煮詰まったら、ちょっと一服とタバコを吸うのではなく、甘いものを食べて、脾にエネルギーを与えましょう。
 
 ただし、甘味は緊張をゆるめる作用が強いので、食べすぎると体もゆるみ、太りますから注意が必要です。
胃の働きをととのえ、食欲を増進させるには、足三里のツボも効果的です。
 
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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12の働き
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