ランニング中「突然倒れる人」に起きていること
突然死を招きやすい。
悪しき生活習慣を放置すると「不安定プラーク」はそのまま大きくなり、血管事故を発生させます。
たとえば、マラソン中に急性心筋梗塞を発症して亡くなる方は、長時間に渡るハードな運動のストレスが一気に血管に襲いかかり、「不安定プラーク」が“パチッ”とはじけ、そこにできた血栓で冠動脈が詰まってしまうのです。
不安定プラークは、自覚症状がなく、血圧の上昇などちょっとした刺激で破れてしまい、とても危険です。
必要なのは「血管内皮細胞」の活躍です。
「血管内皮細胞」を維持する「NO力」を高めることで、できてしまった「プラーク」も次第に安定化できます。
★不安定プラーク
・できたばかり
・自覚症状なし
・小さな刺激で破れる
とても危険!
たとえるなら「小籠包」
↓ ●悪しき習慣をやめる
↓ ●適切な治療を受ける
↓ ●「NO力」を高める!
★安定プラーク
・成長したプラーク
・自覚症状が出やすい
・丈夫で傷つきにくい
比較的安全
たとえるなら「肉まん」
ふさぐ・詰まる元凶「血栓」はなぜできる?
できたばかりの「プラーク」は非常にもろく、血管の収縮などの刺激をきっかけに一部が破れてしまうことがあります。
この血栓がやっかいで、血液の流れが滞るのはもちろん、血管をふさぐまで大きくなることもあります。
さらに、そこで詰まらなくても、血流に乗って運ばれた先で動脈を詰まらせてしまうこともあるのです。
プラークは大きいから危険だとは限りません。
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
ビタミンB12について?
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