脳神経回復には「面白い」「まあ面白い」が決め手

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脳神経回復には「面白い」「まあ面白い」が決め手
 
4、50歳を超えると、記憶力も低下気味になり、焦りが増える。
そして怒りっぽくもなる。
 
焦るから。家電器具の取扱説明書などの、細かい文章を読むのが、面倒くさくなる、億劫になる。
得意だった英語も遠ざける。
英単語を忘れたことは情けないが、辞書で調べる気も起きない。
 
何しろ億劫なのだ。
面倒なのだ。
 
これらの現象は、すべて脳の衰えの証拠です。
 
でも脳の衰えだと分かっても、慌てないでください。
これからお話しする予防法で、しっかりと回復するからです。
 
まず予防法を、「面白い」「まあ面白い」「面白くない」の三段階に分けます。
そして選択するのは、「面白い」と「まあ面白い」です。
 
「面白い」と「まあ面白い」の仲間には、「楽しい」もあります。
 
「面白くない」は理論的に納得できても捨てます。
 
「優れた理論の予防法を捨てるとは、いかがなものか」との疑問もあるでしょう。
 
理由は、脳神経細胞の増加が期待できないからです。
 
老化脳では脳神経細胞の作る情報ネットワークも、枯れ木のように朽ち果てはじめます。
 
しかし脳神経細胞の数が増えれば、脳神経細胞の機能もネットワークも回復します。
減りゆく脳神経細胞を回復させることが、第一選択になります。
 
そして最重要の脳神経細胞の回復には「面白い」「まあ面白い」が決め手になるのです。
「人の名前が出てこなくなったときに読む本 より」
 
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物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
しかし、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
 
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
 
ビタミンB12について?
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