聴力低下を改善することは脳の活動にとって極めて大事

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聴力低下を改善することは脳の活動にとって極めて大事

 

■聴力低下は社会的な孤立を招く

 

運動や睡眠という大きなテーマの次に聴力低下が続くのは、意外な感じを受けるかもしれません。

しかし加齢による聴こえの悪化は、聴力だけの問題に留まりません。

聴力低下は、コミュニケーション能力の低下につながります

その先にあるのは、社会的な孤立、うつ病、そして認知症です

 

 

難聴=聴力低下とは、他人の声や音の入力が不自由になることです。

五感のうち、人間にとって大切なのは触覚、味覚、嗅覚よりも、視覚と聴覚です。

 

人間は社会性をもち、コミュニケーションを発達させて進化してきた生物です

一次的な情報の収集では視覚が大事ですが、人と人とのコミュニケーションにおいてもっとも重要なのは、聴力なのです

 

聴こえが悪くなると会話についていけなくなり、コミュニケーションが楽しくなくなります。

もっと悪い場合には、聞き間違いの誤解からトラブルが生じたりします。

 

 

人間にとって他人との交流が一番大事なのに、人にかかわるのが億劫になり、何事にも引っ込み思案になります。

行動を自ら制限し、その範囲を狭め、運動不足にもなります。

つまり意欲が衰え、感情と知能への刺激が減り、すべての活動が低下して、脳は老化していくのです。

 

脳の健康という観点から言うと、聴力低下は脳に与える刺激を減らすのみならず、人間の社会生活を制限し、孤独感を深めてしまう原因です

行きつく先は、社会的孤立です

 

 

加齢によって聴力が衰える原因は、耳の奥にある蝸牛(かぎゅう)という器官の老化や、聴神経に関わる血管の正常老化です。

生活習慣病による老化も関係します。

長年イヤホンやヘッドホンで大音量の音楽を聴き続けたり、騒音にさらされる仕事に携わったせいで、蝸牛内部の有毛細胞が傷つく場合もあります。

また、遺伝的な要因も大きいと言われます。

 

下記に思い当たる項目があれば、難聴が始まっているかもしれません。

 

  • 会話の中で、聞き間違いが多くなった。
  • 後ろから呼ばれると、気づかないことが多い。
  • 大勢の人がいるところで、言葉がよく聞き取れない。
  • 電子レンジや体温計などの電子音が聞こえにくい。
  • 家族に、テレビの音量や電話の話し声が大きいと言われる。

 

 

ただし聴力障害に対しては、医学がかなり進んでいます。

手術で治る場合もありますし、骨伝導を利用する優れた補聴器が出回っています。

認知機能が落ちる前に適切な対策を取れば、対人コミュニケーションと社会性を維持することが可能です。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

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7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

 

■睡眠で気をつけたい7つのポイント

 

睡眠時無呼吸症候群は必ずしかるべき処置をする

7.睡眠時無呼吸症候群が様々な病気のリスクを高める

 

脳の健康を極端に妨げるのが、睡眠時無呼吸症候群です。

眠っている間に、ときどき呼吸が止まってしまう病気です。

 

気道の空気の流れが止まった状態が10秒以上あると無呼吸とされ、7時間眠るとして、無呼吸が一晩に30回以上または1時間に5回以上あれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

10秒以上の無呼吸といびきを繰り返すのが、典型的な症状です。

 

 

空気の通り道である上気道が狭くなるために起こる病気で、原因の多くは肥満です。

首周りの脂肪のために舌根が下がってしまい、気道を圧迫するのです。

つまり、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病と合併しやすい病気です。

 

扁桃肥大、鼻炎や鼻中隔湾曲といった鼻の病気、舌がもともと大きかったりアゴが小さいなどが原因の場合は、肥満とは関係なく発症します。

 

 

呼吸が少しでも停止すれば、血液中の酸素が不足します。

そのため深い睡眠が取れなくなり、夜中に何度も目が覚め、朝になっても疲れが抜けません。

慢性的な睡眠不足になってしまい、昼間も眠く、記憶力や集中力が低下します。

 

心臓、脳、血管に大きな負担をかけて動脈硬化を促進し、脳卒中狭心症心筋梗塞などを引き起こす危険性が高くなります

無呼吸状態で脳の酸素が一時的に少なくなると、アミロイドβ代謝異常が起こるというデータもあります。

 

したがって、睡眠時無呼吸症候群を治すことは、認知症の二次予防、三次予防においても欠かせません

治療には、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAPシーパップ)が一般的です。

睡眠時に特殊なマスクをつけて空気を送り込み、気道を広げる治療法です。

もちろん、瘦せることも必要です。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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4.時間と気持ちの余裕を持つ

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4.時間と気持ちの余裕を持つ

 

質が高く良い睡眠は脳の健康に不可欠

■睡眠で気をつけたい7つのポイント

 

4.時間と気持ちの余裕を持つ

 

時間と気持ちの余裕をもって、睡眠に入ることが大切です。

 

翌日がゴルフで、ワクワクして眠れないのならいいですが、「明日も仕事だから早く寝なくちゃ」とか「あと5時間しかない」と思いながらだと、精神的な圧迫になってしまい、かえって寝付けないものです。

 

患者さんに、なるべく楽しいことを思い浮かべながら眠りにつきましょう、とアドバイスしています。

 

一定のルーティンを作っておくと、脳がそれを覚えて「これから眠りにつくんだな」と学習してくれます

昼間の活動的な交感神経から、夜の安らぎの不磨交感神経への切り替えを、身体のリズムにしてしまうことが大切です。

睡眠の質を高めることは、脳の老化防止になり、認知症の二次予防、三次予防にもなるのです。

 

 

5.医師の処方で薬の服用も検討する

 

生活のリズムを整えても熟睡できなかったり、昼間の睡魔に悩まされる人は、薬服用を検討してみるのもいいでしょう。

睡眠薬と聞くと抵抗があるかもしれませんが、いまは安全な睡眠導入剤がたくさん出てます。

 

 

安全という意味は、2つあります。

一つは、脳内ホルモンに作用して自然な眠り、自然なリズムを作るという意味。

もうひとつは、副作用が少ないという意味です。

以前の睡眠薬ベンゾジアゼピン系といって筋弛緩作用があり、身体がふらつくなどの副作用がありました。

 

いまは、非ベンゾジアゼピン系の薬が使われています。

ネスタマイスリーアモバンなどです。

筋弛緩作用による副作用が少ないので、とくに高齢者に適しています。

 

そのほか、睡眠や体内時計に深く関わる脳内ホルモンのメラトニンに働きかけるロゼレム、覚醒の脳内ホルモンであるオキシトシンをブロックするベルソムラとデエビゴ、といった薬があります。

医師の処方に従って、適切に使ってください。

 

 

6.寝酒はお勧めできない

 

寝酒はお勧めできません

寝つきをよくするような気がしますが、睡眠は浅くなり、早く目が覚めてしまいます

 

旅行に行ったときなど、酒を飲んで寝ると翌朝は早く起きて、家にいるときより朝ご飯をたくさん食べられたりします。

あれはアルコールの作用で、睡眠が浅くかつ短くなっただけです。

 

毎晩の飲酒を脳にセッティングすると、浅くて短い睡眠となり、脳の老化が進みます。

そして、飲酒の習慣が肝臓と脳を痛めることは、改めて言うまでもないでしょう。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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2.昼間の覚醒と夜間の睡眠のリズムを整える

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2.昼間の覚醒と夜間の睡眠のリズムを整える

 

質が高く良い睡眠は脳の健康に不可欠

■睡眠で気をつけたい7つのポイント

 

2.昼間の覚醒と夜間の睡眠のリズムを整える

 

1日の4分の1から3分の1に当たるわけですから、人間はかなり長い時間寝ています。

身体と脳を日ごとにリセットするには、それだけ長い時間が必要なのです。

その6~7時間のうちに、レム睡眠とノンレム睡眠という波が交互に訪れることは、よく知られています。

 

 

レム(REM)とは「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」の略です。

レム睡眠の時間帯には身体は休んでいるのですが、その名の通り目がぴくぴく動いています。

脳は覚醒状態にあって活発に働き、記憶の整理や定着を行なっています。

夢を見るのは、レム睡眠の間です。

 

目が動かないノンレム(non-REM)睡眠は深い眠りで、脳も休んでいると考えられています。

ところが、脳の休息に欠かせないノンレム睡眠は、加齢とともに浅くなります。

たとえばトイレに起きやすくなるのは、眠りが浅くなるせいです。

睡眠障害がなくても、老化によって睡眠は浅く短くなり、質が低下していくのです。

 

そのため、昼間の覚醒と夜の睡眠のリズムを整えることが、若い頃より意味をもちます

昼間の過ごし方が、質の高い睡眠をもたらすからです。

 

なるべく太陽光線を浴びたり、運動して身体を疲れさせるなど、夜になったら眠りにつきやすい環境を整えることです。

脳には体内時計があり、習慣のリズムに沿ってセッティングがされるのです。

 

 

「何時に寝て、何時に起きればいいか」は個人差があります。

早寝早起きが基本です。

が、夜9時に寝れば明け方の3時か4時に目が覚めてしまい、昼間は眠気と戦わなければいけなくなる場合もあります。

規則正しいことは大切ですが、正しいリズムとは言えません。

生活習慣や個人のライフスタイルによりますが、現代社会では、身体にとっては11時ごろに寝て、6~7時ごろに起きるのが自然でしょう

 

 

3.寝具や空調などの環境を作る

 

寝具や空調などの環境作りも、気になる点です。

 

眠気が訪れるのは、身体がいったん温まってから冷めるときだと言われています。

寝る前に入浴すれば、湯上りから冷めてベッドに入るタイミングで眠気がやってきます

身体のリズムは、うまく利用すべきです。

 

室温はどのくらいが適当かという医学的なデータはありませんが、冬は暑すぎず、夏は涼しすぎず、身体に風が直接当たらない間接調のほうが心地いいでしょう

 

いびきをかく人や副鼻腔炎がある人は、仰向けより横向きの姿勢が寝つきやすいはずです。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)と核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若返りにもつながることにもなります。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に大切な栄養素です。

 

ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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1.最適な睡眠時間は6.5~7時間

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1.最適な睡眠時間は6.5~7時間

 

質が高く良い睡眠は脳の健康に不可欠

■睡眠で気をつけたい7つのポイント

 

1.最適な睡眠時間は6.5~7時間

 

睡眠と脳の健康には、非常に深い関係があります。

動物実験の結果、睡眠時間を短くしたラットの脳には、老廃物のアミロイドβが溜まってしまうことがわかっています。

人間でも、一晩の寝不足でアミロイドβの蓄積が増えるというデータもあります。

 

アミロイドβは普通、寝ている間に代謝、分解されて、脳の外へ洗い流されます。

ところが睡眠時間が短いと、排泄が遅れてしまうのです。

寝不足が続けば、アミロイドβはどんどん蓄積されてしまうことになります。

 

最適な睡眠時間には、個人差があるものです。

しかし疫学的なデータからみると、6時間半から7時間眠る人がもっとも認知症になりづらいことがわかっています

ところが、6時間未満と8時間以上はどちらも2倍、認知症になりやすい

 

寝不足も寝すぎもいけないというのは、興味深い事実です。

 

 

脳の健康に悪い影響を及ぼすのは、寝不足、言い換えると睡眠障害です。

睡眠障害は、なかなか寝付けない入眠困難、長い時間寝ているはずなのに疲れが取れない熟眠困難、夜中や早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒の3つに分けられます。

 

精神医学的な面から言うと、神経症の人は入眠困難が多く、うつの人には早朝覚醒が多い傾向があります。

 

ただし、現在は睡眠時間の短さや質よりも、眠くて勉強や仕事ができないなど昼間の活動に支障があることを重視して、睡眠障害と定義するようになってきました。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)と核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若返りにもつながることにもなります。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に大切な栄養素です。

 

ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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運動しながら頭も働かせる。「ながら作業」には一層の効果がある

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運動しながら頭も働かせる。「ながら作業」には一層の効果がある

 

■脳の別々の場所を動かす

 

認知症の予防策として、デュアルタスク(二重課題)の効果が注目されています

いわゆる「ながら作業」のことで、脳の働きを維持するために有効です

 

たとえば室内で体操をしながら、頭の中で計算をする。

または、ジョギングしながら歌を歌う。

古い歌ならばその当時の思い出がめぐるなどして、脳の記憶への刺激になります。

散歩しながら、景色を題材に俳句を作るのもいいでしょう。

 

数人で会話をしながら楽しく散歩することもデュアルタスクになります。

ただし、会話に夢中になって、暴走してくる自転車への注意を怠ってはいけません。

また、コロナ禍の中ではマスクをつけての会話、そしてソーシャルディスタンスにも配慮しましょう。

 

体操しながらテレビを眺めるだけでも、広い意味でデュアルタスクにつながるかもしれません。

運動機能と一緒に頭を使うと、脳の別々の場所を同時に働かせることができるのです。

 

 

国立長寿医療研究センターが開発した「コグニサイズ(cognicise)」は、英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせた造語です。

個人や複数人で、軽い運動をしながら計算やしりとりをするプログラム。

運動と認知トレーニングの組み合わせによって、MCI(軽度認知障害)の段階から認知機能が低下するのを抑制できることが示唆されています。

 

どんな内容の運動をどのくらいやるのが適しているかを調べて自分に課すよりも、好きなことや楽しめることを自分が可能な運動にプラスして、自分なりのやり方を見つけることです。

散歩しながら引き算をするよりは歌う方が楽しいだろうと思いますが、楽しめるのであれば、計算でも英会話でもかまいません。

嫌々やっても、まったく意味がないのです。

 

脳の健康にとって大事なのは、「意・情・知」です。

楽しくやれれば意欲が湧くし、相乗効果も上がります

意を持ってプランニングし、情で楽しみ、結果として知の老化を防ぐ、これが理想です。

 

 

※WHOが2010年に発表した「健康のための身体活動に関する国際勧告」は、65歳以上の成人を対象に、次のような運動を勧めています。

 

1.週あたり150分の中強度有酸素運動、または、週あたり75分の高強度有酸素運動、または、同等の中~高強度の運動を組み合わせた身体活動を行なう。

2.有酸素運動は1回につき、少なくとも10分以上続ける。

3.さらなる健康効果のため、中強度有酸素運動を週300分に増やす、または、週150分の身体活動を高強度の有酸素運動にする、または、同等の中~高強度の身体活動を組み合わせて行なう。

4.この年齢群に属する高齢者で運動制限を伴う場合には、バランス能力を向上させ転倒を防ぐための身体活動を週3日以上行なう。

5.筋力トレーニングは週2回以上、大筋群を使うトレーニングをする。

6.健康状態によって、高齢者がこれらの推奨する身体活動を実施できない場合は、身体能力や健康状態の許す範囲で可能な限り活動的でいること。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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少し汗をかく程度の有酸素運動を週に3回、30分くらいずつ行う

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少し汗をかく程度の有酸素運動を週に3回、30分くらいずつ行う

 

■身体機能の低下を示すサイン

 

身体機能の低下を示すサインには、次のようなものがあります。

 

  • 歩くスピードが遅くなった。
  • 早歩きすると足がもつれたり、つまづいたりしやすい。
  • 若い頃に比べて、握力が低下した。
  • ふらついて転倒したことがある。
  • 身体を動かすと、すぐに疲れるようになった。
  • 姿勢が悪くなった。

 

ひとつでも思い当たるなら、すぐに衰えを食い止めにかかるべきです。

 

使われない器官の機能が衰えていくことを、廃用性退化と言います。

脳の神経細胞は使わずにいると機能が低下しますし、手足の筋肉や関節も同じ。

身体は怠けてしまうのです。

筋肉を使わなければ、筋肉から脳へ送られる刺激もありません。

 

脳に刺激が少ないと、「意・情・知」の働きも低下します。

悪循環です。

 

脳の中に沈着するタンパク質アミロイドβが、神経細胞を壊し、アルツハイマー病の原因になります。

動物実験では、運動しているネズミほど、脳にアミロイドβが溜まらないと証明されています。

 

人間にも、同じことが当てはまります。

脳の老化防止は、身体の老化防止と同時に進める必要があるのです。

 

■お勧めは有酸素運動

 

運動は、筋肉や関節の廃用性退化を防止することを第一の目的に行います。

 

したがって、息を止めて身体に強い負荷を一気にかける無酸素運動ではなく、呼吸しながらゆっくり行なう有酸素運動がお勧めです

身体の糖質や脂肪が、酸素と一緒に消費されるからです。

50歳代より上の人なら、少し汗をかく程度で週に3回程度、30分くらいずつ行います。

 

 

真っ先に鍛えるべき筋肉は、太ももの前側にある大腿四頭筋です

身体の中でも大きな筋肉なので、使わずにいると基礎代謝が落ちて太りやすくなったり、免疫力が低下する原因にもなります。

ここが弱くなると膝関節の曲げ伸ばしが辛くなり、逆に柔らかく保つことができればひざ痛を改善できます。

 

大腿四頭筋を鍛えるには、相撲の四股やスクワットが適しています。

加齢によって関節の可動域も狭くなるので、ストレッチで曲げ伸ばしするといいでしょう。

錆びかけた機械に潤滑油を注すような効果があります。

 

<お勧めする運動

 

○呼吸しながらの有酸素運動

大腿四頭筋を鍛える

(相撲の四股、スクワット、貧乏ゆすり)

○速足でじわっと汗をかくくらいの散歩

○日常生活での運動の習慣

 (階段の上り下り)

△テレビを見ながらの5分間体操でも、やるとやらないとでは大違い

 

※デュアルタスク(二重課題)はより効果的になる

 

<ダメな運動

 

×ちんたら散歩

×きついノルマを課したマシントレーニン

 

大切なのは、きつく感じない程度に留めることです。

運動の必要を痛感して取り掛かる人ほど、きついノルマを課し過ぎます。

毎日ジムに通い、汗だくになりながら何種類ものマシンに挑んでも、長くは続かないものです。

 

軽すぎては意味がないと思いがちですが、もっと意味がないのは止めてしまうこと

テレビを見ながらできる毎日5分の体操でも、やるとやらないとでは大違いです

達成感より継続を追求すべきなのです。

 

 

周りに人がいない環境ならお勧めしたいのが、貧乏ゆすりです

つま先を支点にした小刻みな膝の上げ下げが、太ももの運動になります。

逆にかかとを支点にして、つま先を上げ下げするのもいいです。

これなら、テレビを見ながらでもできます。

 

散歩を日課にするのもお勧めですが、ちんたら歩くだけでは筋肉への刺激になりません。

同じ時間を使うなら、やや速足でじわっと汗をかくくらいの負荷を身体全体にかけ、効果を高めるべきです。

 

生活の中で、なるべく動く習慣をつけることも必要です。

駅のエスカレーターを使わずに階段を上り下りするだけでも、筋肉や関節の萎縮防止になります。

「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法 より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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