歳を気にする人から順番に老け込んでいく
人間は気にすれば気にする人ほど、そのことから逃れられなくなります。
悩みも不安もすべてそうです。
見つめれば見つめるほど大きくなっていきます。
うつになりやすい人にもそういう傾向があって、何か気になることがあるとどうしてもそれだけを考えてしまいます。
だから余計に抜け出せなくなるのです。
年齢についてもまったく同じですね。
若々しい人ほど自分の歳を忘れています。
老け込んで見える人ほど、自分の歳をいつも気にしています。
久しぶりに顔を合わせて、「おたがいもう、70なんだなあ」と真っ先に口に出すのがこういうタイプの人です。
「そういえばそうだ」と笑って受け流すのが若く見える人です。
問題はそのあとです。
歳を忘れない人は、何か計画を持ちかけられるといつも、「いまさら」とか「10年前ならな」と言います。
若々しい人は「お、いいね」と応じます。
すぐに笑顔で頷いて、実際に行動に移します。
これが続くとどうなると思いますか。
どんどん老いの差が広がっていきますね。
歳を気にする人は老いのスピードが加速し、忘れている人はいつも同じ歳のままです。
実際の年齢はいつまで経っても同じなのに、その差がどんどん開いてしまいます。
平均余命を思い出してください。
70歳の男性の平均余命は15年でした。
けっこう、長いです。
その15年を元気に朗らかに過ごす人と、「もう70過ぎたか」と歳を気にしながら過ごす人では、時間の濃さも楽しさもまったく違うはずです。
そして元気に朗らかに過ごせた人は、15年経つとまたおまけの数年がプレゼントされる可能性が高いのです。
長い人生、どうせならいつまでも、そして最期まで明るく過ごしたいですね。
「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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