肉食がいきなり草食に変わったら自分から動こうとしなくなる

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肉食がいきなり草食に変わったら自分から動こうとしなくなる

 

会社勤めの続いた日々は、なんだかんだ言っても男性は肉食動物でした。

ずっと戦い続けてきたからです。

 

仕事はハードで体力も使い続け、目まぐるしく変化する世の中に合わせて頭も使い続けてきました。

競争もあったし、大きな成果を目指して動き続けていました。

失敗も挫折もあったし、人によっては転職や出向、降格も左遷も経験しています。

ずいぶん、浮き沈みの激しい会社人生を送った人は多いと思います。

 

それからとにかく毎朝、家を出て職場まで通勤してきました。

 

仕事によっては日中もずっと外を歩いたり、遠くまで出張することもありました。

 

職場の仲間や上司や後輩と、しばしば席を囲んで飲み食いもしてきました。

仕事がうまくいけば盛大に祝杯を挙げ、失敗すればしょんぼりと慰め合いました。

「また頑張ろう」と励まし合うこともありました。

 

そうして疲れた足取りで家に帰り、家族の顔を見てホッとし、「明日もまた頑張らなくちゃ」と眠りについたのです。

こういう描き方は、いまの20代、30代のビジネスマンから見れば古臭いかもしれませんが、いつも「よーいドン」で集団競争に巻き込まれてきた団塊世代にとって、あながち的外れの説明ではないと思います。

 

それが定年を迎えるとどうなるでしょうか。

 

完全にリタイアしてしまうと、ずっと背負い続けてきた仕事や会社への責任、家族への責任、そのすべてがなくなります。

 

暮らすだけなら何とかなると思えば、これといってやるべきこともなくなります。

 

通勤もしなくていい、スーツもネクタイも要らない、ビジネスシューズもバッグも要らないとなれば、世間の目を気にすることもなくなります。

 

しかも座っているだけで食事ができるのです。

手の届くもの、用意されてあるものを食べるだけで済みます。

そうなるともう、草食動物の暮らしと同じです。

自分から動こうという意欲がなくなるのも当然かもしれません。

「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」

 

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老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)と核酸(DNA)の生合成を司っています。

アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若返りにもつながることにもなります。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に大切な栄養素です。

 

ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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