女性が家庭でボス化する理由
女性が家庭でボス化する理由
「観光地で元気いっぱいに楽しんでいる人」と聞いたとき、皆さんはどんな人を想像しますか。
もしかして、シニア女性の姿を思い浮かべたのではないでしょうか。
友達同士、きゃっきゃ、ワイワイと写真を撮り合い、あちこちで土産物を買い込み、名物料理に舌鼓を打つ。
その姿は、「私たち、思いっきり人生楽しんでいます!」という声が聞こえてきそうです。
こうしたシニア女性が元気な理由は、「子どもの手が離れて自由時間が持てるようになったから」「夫が仕事で稼いでくれている間は遠慮がちだったけれど、定年後は家を空けやすくなったから」といった、心理的な理由で語られることが多かったかもしれませんね。
しかし、実はここにもホルモンが関係しています。
更年期の女性は、さまざまな体の不調のほかに、無気力や集中力の低下、うつなどの症状が出ることがあります。
しかし、更年期を過ぎるとなぜか元気になる人が多いのです。
閉経して女性ホルモンは減ったままなのに、なぜ元気になるのか。
そこには、驚くべき事実がありました。
東日本大震災のあと、さまざまな年代の男女を対象に、ホルモンバランスがどうなっているかの調査を行ないました。
以前は、加齢とともに女性は女性ホルモンが減ることで、相対的に男性ホルモンの割合が増えると考えられていたのが、そうではなく、男性ホルモンそのものが増えていることがわかったのです。
定年後、女性がものすごく強く、夫はすっかり尻に敷かれているようなご夫婦をたびたび見かけます。
その理由ですが、女性には「巣(家)を守る」という動物としての生理があり、それに男性ホルモンが増えたことで、家の中で女性がボス化したと考えても不自然ではないでしょう。
「感情の老化を防ぐ本 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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