起伏の激しい人は糖質の摂りすぎ?

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起伏の激しい人は糖質の摂りすぎ?

 

さっきまで機嫌がよかったのに急にキレだす人。

気分の変調が激しくて扱いにくい人。

すぐにイライラしやすい人。

落ち込みが激しい人は、「血糖値スパイク」の可能性があります。

とくに女性にそういった傾向があるのは、女性は甘い物好きな人が多いからだと思います。

 

感情の波と血糖の波は、実は比例しています。

血糖が高いときには気分がハイになり、血糖が下がると落ち込みやすくなるのです。

 

血糖値スパイクとは、普段の検査値は正常値なのに、食後に血糖値が急上昇したあと、急降下してしまう現象です。

健康診断では正常と判断されてしまうので、問題視されないのがこわいところです。

 

血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を表す数値です。

糖質を食べると、身体のなかでブドウ糖に分解されて血液のなかに溶け込み、血液と一緒に脳に運ばれてエネルギーとして働きます。

そのため、脳が活性化し、頭がよく働くように感じます。

また、脳内神経伝達物質セロトニンの分泌も促されるので、気分が安らぐ効果があります。

 

しかし、これらの効果は一時的なものです。

 

身体には、血糖値を一定に保つ機能があるので、血糖値が上ると、インスリンというホルモンを出して、血糖値を下げようとします。

糖質をたくさん食べて血糖値が急激に上ると、身体は慌ててインスリンを大量に出します。

インスリンが出すぎると、眠気やだるさ、不安感や恐怖感を引き起こし、気分が落ち込みやすくなります。

 

また、インスリンの出すぎで、血糖値が大幅に下がると低血糖になってしまいます。

すると今度は、血糖値を上げるためにアドレナリンというホルモンを出します。

アドレナリンには、集中力を高めたり、行動力が増幅したり、やる気が出る効果があります。

一方で、興奮状態になって、問題行動を引き起こしやすく、衝動的でイライラしやすくなります。

アドレナリンとインスリンは正反対の働きをするため、気分の変調が起きるわけです。

つまり、血糖値の上下が激しいと、気持ちの浮き沈みも激しくなってしまいます。

これが血糖値スパイクと感情の浮き沈みが比例するからくりです。

 

血糖値の急激な乱降下は、お腹の粘膜が弱くて糖の吸収が良すぎたり、糖質の摂りすぎが原因ですから、スイーツだけでなく、精製された砂糖がたっぷり入ったジュースや栄養ドリンクは避けましょう。

 

また、食物繊維には血糖値の急激な上昇を和らげる効果があります。

どうしても甘いものが我慢できないときは、食物繊維が含まれる食品を先に食べたり、血糖値の上昇をゆるやかにする緑茶を一緒に飲んだり、食物繊維のサプリメントを飲み物に入れて一緒に摂るというのも一手です。

「栄養で人生は変わる より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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