実はタンパク質と関係が!!身近な不調とタンパク質

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実はタンパク質と関係が!!身近な不調とタンパク質

 

タンパク質はほとんどすべてといえるほど多種多様な人体の機能に関わっており、タンパク質不足は、さまざまな不調となって現れます。

筋肉量の低下など目に見える変化は不足を認識できますが、「慢性疲労」や「冷え性」「むくみ」など、原因のわかりにくい不調も、実はタンパク質不足の可能性があるのです。

 

例えば、慢性疲労なら、呼吸をすると発生する「活性酸素」という物質が体内にたまっていることが大きな原因の1つです。

活性酸素を抑える抗酸化力の強いペプチドを含む豚肉や鶏肉、牛肉などの摂取が不足しているかもしれません。

また、女性に多い冷え性は、人体で熱を生み出す筋肉の量が低下することが原因になることもあります。

とくにやせている人は、タンパク質不足→筋肉量低下→冷え性という可能性が高いでしょう。

同様に女性に多いむくみは、組織の水分量と血液量のバランスを保つアルブミンというタンパク質が不足していることが主な原因です。

ただし、単純なタンパク質不足ではなく、アルブミンをつくる肝臓の異常ということも考えられます。

 

このように、意外な影響をおよぼすタンパク質不足。

タンパク質不足で起こるさまざまな不調の状態や原因、対策を詳しく紹介します。

 

肉が足りないと疲れがたまる!?「慢性疲労

<状態>

・半年以上、いくら寝ても疲労感か消えない

・ちょっとしたことでも疲れを感じ、活動の量が減った

<主な原因>

活性酸素の増加

強い酸化作用があり、正常な細胞を傷つける「活性酸素」が増える

・抗酸化物質の不足←タンパク質不足!

過度の「活性酸素」を除去してくれる「抗酸化物質」が足りない

<対策>

・抗酸化作用のある食品を摂取

抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、タンパク質などが豊富な食品を摂る

★抗酸化力のある食品

・ビタミンC→緑黄色野菜、キウイフルーツ、柑橘類

・ビタミンE→植物油、ごま、アーモンド

・タンパク質→豚肉、鶏肉、牛肉(強力な抗酸化作用をもつ「抗酸化ペプチドという物質が!)

 

!危険!!放置すると……

・高血圧や糖尿病、心臓病、ウイルスなど、ほかの病気のシグナルも

・6カ月以上、強い疲労感が続くなら慢性疲労症候群という病気の可能性が! 

 

タンパク質で筋肉をつけ、体を温める「冷え性

<状態>

・お風呂に入っても、すぐに手足が冷える

・いったん体が冷えると、なかなか温まらない

<主な原因>

・自律神経の乱れ

ストレスや生活習慣の変化などにより、バランスが乱れる

・筋肉量の低下←タンパク質不足!

全身の熱の6割を生み出すといわれる筋肉が少なく、血流量も少ない

<対策>

・タンパク質をたっぷり摂る

タンパク質は「食事誘発性熱産生」が高いため、体が温まりやすい

・体を温める食材を摂る

★体を温める食材

・タンパク質を多く含む肉や魚や大豆、しょうが、ねぎ、ニラ、ニンニク、根菜など

 

!危険!!放置すると……

・対策をしても治りにくい場合、病気の可能性も!

膠原病→細胞同士の結合組織に異常が現れ、関節のはれや痛みが起こる

甲状腺機能低下→甲状腺ホルモンの分泌が悪くなり、さまざまな症状が

 

血中のタンパク質が原因かも!「むくみ」

<状態>

・朝起きると、顔がパンパンにはれている

・夕方には、足がはれてパンプスかきつくなる

<主な原因>

・水分・電解質などの過剰摂取

栄養分や老廃物を運搬する、細胞間の体液が異常に増加

・血中アルブミンの不足←タンパク質不足!

血中のタンパク質の1つである、アルブミンが不足する

<対策>

・タンパク質をたっぷり摂る

体内でアルブミンをつくるための材料となるタンパク質を摂る

(血中のアルブミンが増えると、余分な水分が排出されて、むくみが解消!)

★マッサージをする

・手で、足首からひざ裏に向けてまで摺りあげる

・つま先立ちし、かかとを上げ下げする

 

!危険!!放置すると……

・腎不全や心不全、肝硬変、甲状腺機能低下の可能性が!

肝硬変→肝臓がかたくなり、表面がでこぼこに変化し、肝機能が低下した状態

「新しいタンパク質の教科書 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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