健康的に体重を落とすキモは「P・F・Cバランス」
健康的に美しくやせたい、というのは多くの人の願い。
それを叶えてくれる可能性があるのが、栄養摂取に対する「PFCバランス」という考え方です。
P(プロテイン)はタンパク質、F(ファット)は脂質、C(カーボン)は炭水化物を意味し、摂取カロリーにおける三大栄養素の割合を示します。
バランスが良い比率は「タンパク質15%、脂質25%、炭水化物60%」とされ、この比率を守りながら、摂取カロリーを抑えれば、健康的にやせられるはずです。
とはいえ、常にこれを守りながら生活するのは難しいでしょう。
ダイエット中のPFCバランスとして、多めでもいいのは、実はタンパク質です。
タンパク質は、食べたことで一部のカロリーを熱として消費する「食事誘発性熱産生」という反応が三大栄養素で一番高く、約3割が食事とともに消費されてしまうのです。
ですからPFCバランスを頭に入れつつ、割合が乱れてしまう場合はなるべくタンパク質を摂ると考えると良いでしょう。
少しでも簡単にダイエットしたいなら、まずは間食や甘い飲み物など余計なものを控えることから。
また、健康的にやせたいのなら運動は必須です。
運動というと大変そうですが、ひと駅歩く程度で構いませんので、普段よりも少し、体を動かすことを意識しましょう。
少しでも健康的にやせる三カ条
一.タンパク質は太りにくいということを心得る
二.間食や甘い飲み物をやめることから始める
三.運動とはいわずとも、少しでも体を動かす
肥満のもとと思われがちな脂質……
実は、脂肪を減らしてくれるものもあるんです!
脂質は三大栄養素のなかで、1gあたり9kcalと、もっとも大きなエネルギーになる栄養素です(タンパク質と糖質は1gあたり4kcal)。
さらに、脂質はホルモンや細胞の壁などとしても使われます。
現代の食事は脂質が豊富なため、意識せず摂り過ぎると肥満のもとになりますが、体に良い影響があるものを選んで摂取すれば、脂肪を落とすこともできるのです。
脂質もタンパク質と同じように、体内でつくることができる「非必須脂肪酸」と、体内でつくれず、摂取しなければならない「必須脂肪酸」に分けられます。
必須脂肪酸は、さらに「オメガ3」と「オメガ6」に分けられ、不足しがちなのがオメガ3です。
このオメガ3が、脂肪を減らしてくれる脂肪酸です。
オメガ3は、「α-リノレン酸」「EPA」「DHA」などの種類があり、α-リノレン酸は高血圧や心疾患の予防、EPAとDHAはコレステロールや中性脂肪の低減、高血圧や心疾患の予防に効果が期待できるといわれています。
α-リノレン酸は、クルミや亜麻仁油、えごま油に多く、EPAとDHAはサバやイワシなどの青魚やサケなどに豊富に含まれる脂質です。
オメガ3が不足すると脳や神経に異常が出るといわれています。
「新しいタンパク質の教科書 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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