老化物質を溶かすオメガ3脂肪酸
老化物質を溶かすオメガ3脂肪酸
油というと太ってしまうイメージがありますが、良質な油は適度に摂取すべきものです。
たとえばエゴマ油やアマニ油。
これらに含まれる脂質は「オメガ3脂肪酸」といいます。
そしてこれは、人の体を構成するために必要不可欠な脂質なのです。
また、脳の機能を高めるので、加齢とともに低下する記憶力の劣化を緩やかにしてくれるのです。
オメガ3脂肪酸を摂取できる食材は、以下の通りです。
1.エゴマ油:植物油のなかで最もオメガ3脂肪酸を多く含んでいるのがエゴマ油です。適度に摂取すれば脳を綺麗にしてくれます。また、エゴマ油はコレステロール値を下げるほか、動脈硬化を防ぐなど、とにかく体を健康にしてくれる油です。前述した通り、オメガ3脂肪酸は熱に弱いため、サラダのドレッシングや和えものに使うか、スプーンで少量飲むのがいいでしょう。
2.クルミ:実の形が脳に似ていることから「ブレインフード」と呼ばれているクルミにも、オメガ3脂肪酸がたくさん含まれています。さらに、良質なタンパク質、ビタミンB1、マグネシウムなどの栄養素が濃縮されているのも特徴です。1日一つかみ程度をおやつとして、あるいはサラダなどのトッピングにして摂取しましょう。
3.イワシ:EPAやDHAを多く含むイワシからは、ビタミンA、B、D、E、あるいはカルシウム、鉄分、セレンなど、ビタミンとミネラルをバランスよく摂取することができます。イワシに含まれるオメガ3脂肪酸をしっかり摂取するには刺し身で食べるのが一番ですが、塩焼きや煮つけでも大丈夫です。ちなみにイワシはメタボの予防や骨の健康を保つ助けになります。
4.カツオ:カツオは4~5月頃と8~9月頃が旬ですが、秋の戻りガツオには
EPAとDHAが豊富に含まれています。また、他の魚と比べるとビタミンB12が多く、貧血の予防に最適です。さらにカツオには、脳神経の働きを促進して血行をよくするナイアシンや、肝臓を強化し眼精疲労を回復するタウリンも含まれています。
5.マグロ:大トロ、中トロ、赤身に分かれているマグロは、部位によって含まれる栄養素も違います。EPAやDHAを多く含むのはトロの部分です。DHAはほかの魚と比べものにならないほど多く含まれているため、脳のためにも頻繁に食べるべきです。また、赤身にはタンパク質やセレン、タウリン、鉄分も豊富です。
6.サケ:サケにはプラズマローゲンだけでなく、EPAとDHA、ビタミンB群、ビタミンEなどが多く含まれています。
「50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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