ストレスフリーは「食事・運動・睡眠」でつくりなさい

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ストレスフリーは「食事・運動・睡眠」でつくりなさい

 

多くの人は「ストレス」というと心理的な圧迫や過度な刺激のことを思い浮かべるでしょうが、じつは、この言葉は物理学(工学)の専門用語でした。

金属に力を加えて変形させるとゆがみが生じます。

すると、金属はゆがみを正して元に戻ろうと力を出す――この力のことを「応力=ストレス」と呼んだのです。

 

この言葉が次第に異なって意味で使われるようになったきっかけは、1935年にカナダの大学で研究していた病理学者、ハンス・セリエが「生命に生じたひずみの状態」を表現する言葉として使ってからでした。

 

それ以来、言葉の意味もどんどん変化していって現在の日本では、一般的に「外から加えられた有害な原因に応じて体内に生じた障害と、それに対する防衛反応の総和」として使われることが多いようです。

つまり、もともとは「金属がゆがんだ状態から元に戻ろうとする力」という意味だったのが、いつのまにか心理的なプレッシャーを表す言葉として、「身体に悪い結果となる現象すべて」をストレスと呼ぶようになったのです。

 

現代風に「身体に悪い結果となる現象」を意味するのであれば、当然ストレスは免疫システムにもよくありません

ストレスが原因で体内に発生した活性酸素が、ボス細胞をはじめとする免疫細胞に大きなダメージを与えるのです。

 

働きすぎによる自律神経の乱れや腸内環境の悪化、水分不足、睡眠不足などなど……こうしたストレスからボス細胞を開放することができれば、細胞が傷つけられることもなく、免疫力を高めることができます。

 

自然免疫と獲得免疫をまとめるボス細胞ですが、最近の研究でボス細胞にはウイルスに対する攻撃力が、NK細胞(自然免疫)と比べて1000倍も備わっていることが証明されました

ボス細胞は司令官として免疫システムの要であると同時に、戦闘要員としてもきわめて優秀だということがわかったのです。

だからこそボス細胞を活性化すれば、がんやウイルスとも闘える強い免疫システムが構築されます。

 

細胞は日々生まれ変わるものですし、全身に存在しています。

そのため、ボス細胞の強化は、身体の一部をマッサージするとか、特定の食品だけをたくさん摂るといった、どこか一か所を強化するような個別のケアでは決してできません。

 

そうではなく、ボス細胞を活性化させるような生活習慣をちゃんと身につけなければいけないのです。

 

人によってはほんの少し生活習慣を見直すだけでかまいませんが、別の人にとっては多少の変化が必要になってくるかもしれません。

 

しかしだからこそ、一度免疫を強くする習慣を身につけさえすれば、ボス細胞はちゃんと活性化し、私たちの免疫力をしっかりと高めてくれます。

身体全体の健康状態を、それこそ一生にわたって高めてくれるのです。

病気や痛みに苦しまない人生を過ごすことができるのです。

 

ではそのうえで、具体的にボス細胞を「活性化」させるためには何を意識し、どんな生活習慣を送ればいいのか?

 

具体的には、自分の「食」「運動」「睡眠」のバランスが乱れていないかを確認し、ボス細胞に加えられるストレスを軽減していかなくてはなりません。

 

「食・運動・睡眠が大事」というのは、これまでにも頻繁にいわれてきたことです。

 

ただ、ここで解説している健康法がこれまでの健康法と異なるのは、何か新しいことをして身体を「改造」するようなものではない、ということです。

本来身体が生まれながらにして備えている防御機能である「免疫力」を高めていくものなので、身体にかかる負担はまったくありません

むしろ本来あるべき「正しい身体」「理想の身体」に近づく健康法なのです

 

正しい食生活で元気なボス細胞をつくるということを軸に、あとはそのボス細胞をサポートできるストレスフリーな環境を整えれば、身体は根本から健康になれます。

そのために、きちんとした食事や適度な運動、良質な睡眠を取り入れて、身も心も安定した状態にしてほしいと思います。

 

免疫は最高の健康法です。

 

そして、その免疫システムは、自然免疫・獲得免疫というふたつの免疫細胞たちによって機能しており、それを操るボス細胞によって成り立っています。

 

1.「自然免疫」の機能低下を防ぐことで、無数の抗原から身を守る

2.「獲得免疫」の機能を向上させることで、各抗原に適した能力を身につける

 

私たちが健康でありつづけるふたつの条件を、ボス細胞を活性化させるだけで、簡単に達成することができるのです。

 

健康なボス細胞をつくるために必要なのはどういった食事か、ボス細胞が傷つくことを防ぎ、より活性化できる環境づくりにはどんな生活習慣がいいのかといった具体的なアドバイスをしたいと思います。

 

これまで「眠ったまま」だったボス細胞をいたわり、目覚めさせてあげることで、あなたの老化防止と健康促進を具体化していきましょう。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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