生活は「食」メイン、「運動」サブで考えなさい

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生活は「食」メイン、「運動」サブで考えなさい

 

2013年12月、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、今や世界中から日本料理が注目されています。

このような「食」をテーマにした無形文化遺産は、和食で5件目です。

これまでにフランス料理や地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコの伝統料理のひとつであるケシケシ(麦がゆ)が登録されています。

 

無形文化遺産なので、当然おいしいだけでは認められません。

「食文化」として成立していなければならないのです。

今回、日本政府が文化遺産に申請する際にアピールした和食の食文化として魅力は全部で4つ。

「多様で新鮮な食材」「バランスがよく健康的」「自然の美しさの表現」「年中行事との関わり」です。

 

たしかに“一汁三菜”という言葉に代表されるように、多彩な食材やバランスのよさが大変重視されているのが和食の特徴です。

味や見た目の美しさ以上に、こういった栄養バランスに優れた、きわめて健康的な食のスタイルだからこそ世界中の人々が和食に興味を持っているのでしょう。

 

学校給食に和食の導入が進んでいるのも、教育現場で「食育」が取り入れられるようになり、あらためて「食」の大切さが見直されてきたからだと思います。

 

ボス細胞を活性化させるうえでも、「食」は最も重要なファクターです

なぜならボス細胞もほかの細胞と同じように、私たちが食べたものからつくられているからです

 

健康志向を自負する人のなかで時折、運動をメインに考えて「食」をおろそかにする人が見られます。

しかし、いくらジョギングやスイミングをして身体を鍛えて免疫力を活性化しようとしても、お菓子ばかり食べていたり、偏食気味だったりして食事の習慣が雑であれば、そもそも活性化すべきボス細胞をきちんとつくることができません。

 

やはり免疫力を高めるために生活習慣を改善するのであれば、「食」をメインに考えたほうがいいでしょう。

 

ボス細胞も含め、細胞を構成しているのは、主にアミノ酸(たんぱく質)と水とコレステロール(脂質)です

これらの“細胞の材料”がなければ、ボス細胞は骨格を維持することができません。特に、ダイエットをする女性はコレステロールを敬遠しがちですが、細胞膜はコレステロールでできていることを考えれば、過剰なコレステロールカットは決してよくないのです。

 

むしろ、良質な脂質は積極的に摂るべきです。

 

また、ボス細胞の機能を活性化するのには、これらの材料だけではなくさまざまな栄養素が必要になります。

たとえば、乳酸菌やファイトケミカルと呼ばれる植物中に存在する天然の化学物質などが、ボス細胞の活性化に効果的であるということがわかっています。

 

つまり、ボス細胞の材料である良質なたんぱく質や脂質できちんとボス細胞をつくり、それに加えて発酵食品や野菜をバランスよく摂れる食生活をすることでボス細胞を活性化させる――そんな食生活が理想的なのです。

 

もちろん、運動や睡眠も大切ですが、メインで考えるべきなのは正しい「食」――

 

もし運動にばかり集中して食事がおろそかになっているとしたら、その人はすぐに改めてほしいと思います。

 

そういった意味では、一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは、まさにお手本ともいうべき理想的な栄養バランスを備えているといえるでしょう。

 

ここでは食事をメインにした、ボス細胞を活性化させる生活習慣をお伝えいたします。

それこそが免疫力を重視し、しっかりと高めてあげる生活です。

 

食事の習慣は明日からでも簡単に変えられます。

病気が逃げ出す身体になる生活習慣をめざしてほしいと思います。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。

これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。

 

血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。

アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。

たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。

動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。

 

各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

 

ビタミンB12について?

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