私は腹の立つことには近寄らない

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私は腹の立つことには近寄らない

 

嫌いな人、腹の立つこと、むしゃくしゃすること、これらについて考え始めると頭が占領されてしまうものだ。

はらってもはらっても振り落とせない。

 

「嫌いな人」というのは自分には共感できない人である。

その人の行動や気持ちが「わかる、わかる」「自分もそうだ」と思えれば、腹は立たない。

 

「どうしてこんなことをするんだろう」「なぜ、こうできないのか。こうしてくれないのか」と思うから腹が立つ。

人間は、自分の思いどおり、予想どおりにいかないことがよほどつらいようだ。

その納得できない気持ちを「腹を立てる」ことでなんとかおさめようとしているのだろう。

嫌いな人が多く、腹を立てやすい人は、「こうあるべき」という路線が狭く固まっている人である。

共感できる範囲が柔軟で幅広い人は、嫌いな人がそう多くないし、あまりしょっちゅう腹を立てることもない。

 

しかし、「柔軟で幅広い人間でいよう」とばかりに、怒りがわいてきても、無理して抑えこむのも考えものである。

 

人間には許容範囲というものがある。

自分の体力を超えて働いたり、運動すれば疲れる。

「疲れ」は少し「休みたい」という体のサインだ。

同じように、「怒り」はあなたの感情の許容範囲を超えたときに感じる心のサインである。

 

もちろん、使わなければ体がどんどん退化するように、心も退化するからどんどん使ったほうがいい。

いろいろな人とつきあって、喜んだり、悲しんだり、怒ったりするうちに心の許容範囲も広がっていく。

しかし、あまりにも腹が立つときは、あなたの限界を超えている。

「これ以上近寄らないほうがいい」と心が警告を発しているのだから、無理して嫌いな人とつきあわなくてもいいのではないか。

体が疲れたら、それ以上の運動を続けないほうがいいように、心が疲れたら、それ以上腹の立つことに近寄らないほうがいい。

 

それだけの体力もないのに、険しい山に登る人はいない。

ラソンもペース配分を考えないと、途中でダウンしてしまう。

何をするにも、自分の限界を知ることは大切である。

「ほがらかに品よく生きる より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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