メラトニンこそ「アンチエイジング」の切り札

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メラトニンこそ「アンチエイジング」の切り札

 

さて、「メラトニン」の働きは、睡眠ホルモンとして心身を休息させるだけではありません。

老化や成人病を促進させる悪玉物質「活性酸素」を除去する働きもあります。

これは「抗酸化作用」と呼ばれます。

 

活性酸素は、たとえるなら火を燃やすときに出る煙や煤のようなものです。

人間の60兆個ある細胞は代謝作用を行なっています。

すなわちブドウ糖などの栄養素を、酵素を使って燃焼させ、エネルギー(ATP)をつくり出し、それぞれの細胞活動に利用するのです。

 

しかし、その際、煙や煤に相当する「活性酸素」がつくられてしまいます。

この「活性酸素」は、老化や成人病(アルツハイマー病やパーキンソン病など)の誘発物質として知られています。

 

そこで、ビタミンCやビタミンEなど活性酸素を除去する抗酸化作用を持つ物質を積極的に摂取することがすすめられています。

 

 

じつは、メラトニンにも強力な抗酸化作用があることが知られています。

 

欧米ではいま、メラトニンこそアンチエイジングの切り札だ」としてもてはやされています。

 

ただし、日本では医師の処方がないと、メラトニンをサプリとして摂取することはできません。

 

しかし、サプリを摂らなくても、メラトニンは、自前で、「松果体」でつくられるわけですから、たっぷりとメラトニンを分泌させ、いい睡眠を取れば、朝起きたときには、ちゃんと“煤払い”がされ、すっきりとした体になるはずです。

 

だから、メラトニンの分泌が盛んになる夜にしっかり睡眠を取ることが大切なのです。

夜ふかしや昼夜逆転生活が長く続くと、やがて、アルツハイマー病やパーキンソン病などの老化と関係の深い病気が誘発される危険性があるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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