Q.マッサージやツボ押しは意味がない?

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Q.マッサージやツボ押しは意味がない?

 

A.部分だけでなく、全身の血流がよくなる

 

肩こりや腰痛、疲れを感じたときに、近所の整骨院などへマッサージを受けに行く人もいるでしょう。

リフレクソロジーや足つぼなどのリラクゼーションを受ける人もいねかもしれませんね。

 

それらは、よく「血行促進」などの効果をうたっていますが、本当に血の巡りがよくなるのでしょうか。

 

 

実は、マッサージするだけでも、かなり血流がよくなる可能性が高いのです。

しかも、マッサージした部分だけでなく、他の部分でも血流が改善されるようです。

 

この驚きの効果はちゃんと研究され、論文も書かれています。

マッサージと血管内皮細胞の機能との関係について調べた、イリノイ大学の研究です。

 

健康なデスクワークの若者を、1.筋力トレーニング+マッサージ、2.筋力トレーニングのみ、3.マッサージのみのグループに分けて、トレーニングやマッサージを行う前、90分後、24時間後、48時間後、72時間後に、上肢で血管内皮細胞の機能を測りました。

 

その結果、1.と3.のグループで、90分後に機能が改善しました。

一方、2.のグループでは、24時間後と48時間後に、機能の低下が認められましたが、その後回復しました。

 

ちなみに、筋力トレーニングのメニューは、「レッグプレス(仰向けの状態で専用のマシンを足の力で押し上げる運動)」でした。

最大負荷の70~80%の重量で、10回を6~8セット行いました。

スウェーデン式マッサージ(オイルマッサージの一種)が、足に30分間施されました。

 

 

筋力トレーニングなどによって、筋線維が傷つくと、筋肉痛が起きたり、筋肉が腫れたり、大きく動かせなくなったりします。

傷ついた組織を治そうとして、炎症反応(充血・腫れ・発熱・痛み)が起きるのです。

それが全身に広がると、血管内皮細胞の機能が全体的に低下してしまいます。

 

つまり、筋力トレーニングは、全身の血管内皮細胞の機能を一時的に低下させますが、マッサージによって、復活させることができるのです。

 

血管内皮細胞は全身の血流を管理しているため、部分的なマッサージでも血流がよくなるようですね。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。

これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。

 

血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。

アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。

たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。

動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。

 

各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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