しょうがは生と加熱するとで薬効成分が違う

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しょうがは生と加熱するとで薬効成分が違う

 

ショウガオールとジンゲロール

 

生でも加熱しても、薬味や香味野菜として料理を引き立ててくれる頼もしい野菜、しょうが。

煮魚や寿司では、魚の臭みを消してくれるうえ、強い抗菌作用や食中毒の原因菌の殺菌作用があることから、昔から生魚のつけ合わせとして重宝されてきました。

 

このしょうがの辛みの成分ジンゲロールは、加熱や乾燥させることによって一部がショウガオールに変化し、さらに健康に嬉しい効能がプラスされます

 

ショウガオールはジンゲロールの抗菌・殺菌効果に加えて、抗酸化作用や免疫力を高め、さらには血中コレステロールを減らす作用や感染症予防にも効果があることがわかっています。

また、多くの漢方薬でもしょうがが使用されており、体を芯から温める効果が未病に役立つ食材とされています。

 

また、生のしょうがの香りの主成分であるジンギベレンには、弱った胃腸の消化機能を回復させる作用、抗炎症作用、下痢の緩和や解毒の働きもあります。

 

この成分は、しょうがの細胞が破壊されると酵素が働き薬効が高まるので、すりおろしたり、みじん切りにして生で食べることが効果的

酸化すると殺菌効果が損なわれるため、食べる直前に調理することをおすすめします。

 

 

生と加熱した場合のしょうがの薬効成分の違い

 

しょうがの辛みの主成分であるジンゲロールは過熱するとショウガオールという成分に変化します。

どちらも体によい成分なのですが、それぞれ効能が異なります。

 

◎生の場合

 

ジンゲロール

<効果>

食中毒の原因菌の殺菌

ピロリ菌の殺菌

血行促進 など

 

◎加熱した場合

 

ジョウガオール

<効果>

抗酸化作用

コレステロールの減少

免疫力向上 など

 

 

生でしょうがを食べるときのコツ

 

ジンゲロールは酸化しやすい性質なので、食べる直前に調理しましょう。

また、ジンギベレンという成分には整腸作用や解毒作用があり、細胞が壊されるほど効果が高まるので、きざんだり、おろしたりして使うのがおすすめです。

 

食べる直前に

きざむ

おろす

「栄養素の話 より」

 

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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。

そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。

ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。

食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。

 

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。

ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

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