Step3イヤな上司との付き合いかた

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Step3イヤな上司との付き合いかた

 

○成功脳の人は

上司をタイプ別に分けて攻略する

×ざんねん脳の人は

上司のイヤな言葉をいつまでも引きずる 

 

次に「しんどい人間関係」についても見ていきましょう。

 

組織のように年齢も価値観もまったく違う人間が集まる集団では、人間関係の問題が起きて当然です。

だれとでも打ち解けてうまく関係を築ける人と、コミュニケーションが苦手で、うまく人間関係を築けない人との違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

■イヤな記憶には新しい意味づけを行なう

 

以前、相談を受けたケースで、現役時代に上司から受けた酷い仕打ち(今風にいうとパワハラ)を、70歳を過ぎてもなお忘れられずに悩んでいる人がいました。

 

もちろんふだんは忘れているのですが、何かのきっかけで当時の上司とのやり取りとイヤな感情がフラッシュバックするのだそうです。

 

この人は会社を離れてもうずいぶん経つのになぜだろう?

と思われるかもしれませんが、原因は単純です。

その人は、過去に自分が体験したことに対する「新しい理解」ができていなかったのです。

ツラい過去がそのまま放置されていて、脳の中で記憶の形状が変わっていないということです。

 

新しい理解とは、その体験に新しい意味を与えることです。

たとえば、他人からの嫌みや悪口を言われたときに、「この人はなぜそんなことを言うのだろう?」と検証して、真相や背景を理解することもそうです。

 

自分に酷いことを言った上司も、実はその上役の上司から追い立てられて、仕方なく自分の職務を遂行しただけだったのではないか。

あるいは、家族とうまくいっていなくて、家庭崩壊のイライラを部下にぶつけていただけだったのではないか。

だから上司の言動は彼の本心ではなかったのではないか……こんなふうに新しい意味づけができると、過去の経験をいつまでも引きずることがなくなります。

 

当たり前のことですが、上司の脳と自分の脳は違います。

 

イヤな上司は、「あなたの脳にとってイヤな状態」を具現化している存在です。

脳番地の発達している部分がお互いに異なるため、反りが合わないのも当然なのです。

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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