<第4章>アルコールは筋肉を分解するってホント?
《通常の摂取量では分解されない》
「アルコールは筋肉を分解する」という話は多くの人の間でうわさされていますが、アルコールは、通常飲む量であれば筋肉を分解することはありません。
もしアルコールが筋肉を分解するとすれば、食事やおつまみを一切食べずに焼酎一升を飲むなど極端なアルコールの飲み方をした場合です。
こうなると体内の栄養が足りずに筋肉を分解してしまうといった可能性が考えられます。
普段の生活の中で、食事をとりながら飲酒を楽しむ分には、アルコールが筋肉を分解する心配は限りなく低いといえます。
筋肉の分解は、アルコールの摂取よりもむしろ極端な糖質オフを行いながら過度な運動をするほうが可能性は高まります。
糖質が足りていない状態で激しい運動をしてしまうと、エネルギーが不足してしまうため、筋肉を分解してエネルギーとして使用してしまうのです。
痩せるためには、筋肉の量を増やすことが必要不可欠です。
アルコール量は、1日当たり40グラムまでであれば健康を維持できます。
適量のアルコールと適度な運動、糖質ちょいオフ、十分なたんぱく質の摂取を心がけていれば、筋肉の分解を心配せずにアルコールを楽しむことができます。
適量のアルコールなら筋肉の分解の心配なし!
筋肉が分解されてしまうのは、体内の栄養が足りない場合に、筋肉を分解してエネルギーとして使おうとするからです。
しかし、一般的に飲まれているアルコールの量であれば、極端に食事を抜かない限り、筋肉を分解してしまう恐れはほとんどありません。
○適量のお酒ならOK
○食事をとっていればOK
危険なのはお酒よりも糖質不足
筋肉の分解はアルコールの摂取よりも、むしろ極端な糖質制限をしてしまった場合のほうが可能性が高まります。
糖質制限した状態で過度な運動をしてしまうと、筋肉を分解してエネルギーとして使用してしまいます。
糖質<過度な運動
↓
エネルギーが足りない
↓
筋肉が分解!
「内臓脂肪の話 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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