モズクは海で育った不老食です

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モズクは海で育った不老食です
 
人間は海の海水の中で生まれ、陸へ上がって進化した動物。
オーバーに表現すれば、海はヒトの故郷であり、昆布やワカメ、海苔などは、はるかに遠い郷里の“野菜”なのです。
 
海藻はどの種類にしても、ヒトの健康に役立つ成分を豊富に含んでいます。
そのひとつが、ヌルヌルした粘性の強い多糖類でフコイダンという水溶性の食物繊維です。
 
フコイダンは昆布やメカブ、モズクなどにより多く含まれていますが、血液をかたまりにくくする働きがあり、脳梗塞心筋梗塞の誘因となる血栓の排除作用で注目されているのです。
 
フコイダンは食物繊維ですから、便秘の予防や整腸効果のあるのはいうまでもありませんが、それだけではなく免疫力を高めてガンに対する予防作用でも脚光を浴びているのです。
 
フコイダンにはすぐれた抗酸化の働きもあり、ガンや生活習慣病の元凶といわれる酸化力の強い活性酸素の攻撃を迎えこむ力が強く、ガンを予防したり改善してくれることがだんだんわかってきました。
 
フコイダンの多いモズクなどを食べると、免疫力を強くし、ガン細胞を攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化するそうです。
 
モズクはよく水洗いして水気をきり、酢、醤油、砂糖を混ぜて作った合わせ調味料で酢のものにすると、さっぱりしていて美味です。
ヌルヌルにはアルギン酸も含まれており、コレステロールを下げる働きがあります。
「長寿食365日 より」
 
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ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。
従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。

東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は前述したように、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。
脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています
 
≪ビタミンB12の働き≫

・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
神経伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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