思いの断ち方を学ぶ

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思いの断ち方を学ぶ
 
人生は、イメージが決定しており、人が何を思うかによって決まるなら、何をイメージするか、何を思うかということが大切になってきます。
疲労、脳が疲れているということは、その「思い」が歪むということなので、同じものを食べてもおいしいと思わずにまずいと思ってしまうし、同じものを見ても美しいと思えないのです。
歪んだ思いがみずからをおかしくしている、ということを知ることが大切です。
 
食べられないと思ったり、私はダメだと思ったり、自分の人生は灰色だと思ったり、不幸であると思ったり、どうしていいか分からない、不安でたまらないといったマイナスの思いが頭の中をよぎったら、必ず体はおかしくなります。
 
血圧も同じです。
一瞬にして変わります。
血圧が高くなるのではないかと思った瞬間に、血圧は上るように人間はできているのです。
日常のさまざまな局面での競争も、血圧を上げます。
そのような思いは、一瞬にして体を変えるのです。
それほど、不思議な力が人間には備わっているのです。
 
「何を思うか」がすべてである、ということです。
ですから、自分の精神を元気にし、体を元気にしようと思ったら、まず「よい思い」を抱くようにしなければなりません。
「自分は幸せだ」と頭で思うだけで、幸せになれます。
これが人間のおもしろいところです。
「自分は不幸だ」と思えば、必ず不幸になります。
そのようにマイナスのイメージを持ったときは、必ず脳疲労が増してくるのです。
ですから、そんな思いがよぎったら、必ず思いを断ち切ることが重要です。
思いの断ち方を学んでおくことは、自分を守ることにつながります。
 
思いを簡単に断つには、まず第一に、その場から立ち去ることです。
離れることです。
仕事中のトラブルであれば、ちょっと失礼しますと言ってトイレに行き、一人になって気持ちをリセットするのです。
あるいは手足を動かすなど、別のことをすることによって、意外と思いを断つことはできるのです。
 
マイナスの思いは「サルと胡桃」のたとえ話が分かりやすいかもしれません。
サルを捕まえるために、胡桃の入った壺が用意されています。
サルは胡桃を取ろうと手を入れますが、握ったら壺の口が狭いために手を出すことができません。
ですから、サルは胡桃を離さない限り捕まってしまうのです。
 
悪しき思いは、この胡桃です。
手放せば救われるのです。
でもこのときなかなか手放せないのがサルであり、人間なのです。
でもサルも壺の横にバナナがあることに気づけば、すかさず胡桃を離して手を壺から出し、バナナをつかむことになるでしょう。
そうすれば、壺から手が抜けて救われるわけです。
人も胡桃(悪い思い)をつかまずに、バナナ(よき思い)をつかめばいいわけです。
 
ただし脳疲労が強いときはそのような考えも働きません。
不安やイライラ、そして自分はダメだなど、誤った思いにとりつかれたときは、適切な治療が必要です。
「脳の疲れをとれば、病気は治る! より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

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