毎朝10分読書する

イメージ 1

毎朝10分読書する

認知症の発症を遅らせる方法のひとつに、「勉強する」ことが効果的です。

ニューヨークで1980年代からはじまった調査からは、興味深い結果が読み取れます。
それは、「勉強を続けていれば認知症の発症は遅くなる。しかし、一度発症してしまうと勉強していなかった人に比べて早いスピードで進行していく」というものです。

言い換えれば、勉強をしていない人は認知症の発症が早いが、勉強している人はあるところまではシャキッとしているものの、認知症が発症したら、急速に症状が悪化するということになります。

結果的には同じ着地点にいくものの、勉強をしているかどうかでは認知症の発症に至るまでに差が出るということがわかります。

ここでは、「勉強」といっていますが、脳に刺激となるのは学校で習ったような勉強だけではなく、読書なども含まれます。

脳を活性化させるためにオススメしたいのは、毎朝10分程度、読書すること。

たった10分と思うかもしれませんが、朝のスキマ時間こそ脳が集中できる時間だと思えば非常に有意義なことです。

また読書の内容も重要になってきます。
自分の好きな本を読むということより、できるだけ自分が知っていることとは関係のないジャンルの本を読んでみるのです。

新しい刺激としてそのほうが強いものになるからです。
勉強をするという意味では、読んでいる途中で大切だと思ったところに線を引いたり、付箋を貼っておくのも効果的です。
こうすれば、細切れに読んだために本のはじめのほうに何が書かれていたか忘れてしまっても、チェックしたところを見れば思い出せるからです。

明日から、朝の時間を認知症予防のための時間にあててみてはいかがでしょう。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html