話し相手をもつ

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話し相手をもつ

話し相手がいる人といない人では、認知症になる可能性が違ってくるといわれています。

40~50歳の人を中心に、趣味や休日の過ごし方、人間関係など個人のライフスタイルを中心にデータをとった調査が行われました。
その結果、アルツハイマー病の人たちには共通した三つの特徴があることがわかりました。

●仕事以外ではメールや電話、手紙のやりとりの数が少ない
●新聞や本をあまり読まない
●退職後に何もやりたいことがない

いずれもアルツハイマー病になる前に、どんな生活をしていたかという観点で調べた結果だといいます。

ここからわかることは、アルツハイマー病の人は病気になる前からコミュニケーションをとることや社会的な活動が乏しいということでしょう。

認知症を予防するという意味では、こういった傾向があることに気づいた時点で改善していくこともできるでしょう。
とくに大切なのは、人とコミュニケーションをとるということです。
具体的には、話し相手をもつということです。

最初の段階では、ものの名前が出てこないことがあり、それが進むとオウム返しが多くなります。
そして、最終的には何も話せなくなってしまいますが、こうなるとコミュニケーションをとるのが難しくなります。

人に会って話をすることは、脳を活性化させると同時に、ストレスを発散します。

脳はストレスに弱いので、ストレスを早く回避するためにも、人とおしゃべりすることが大切なのです。

いつでも話ができる仲間づくりが重要になってきます。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html