<ビタミンE情報>大気汚染物質から肺を守るビタミンE

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<ビタミンE情報>大気汚染物質から肺を守るビタミンE
 
≪大気汚染物質から肺を守るビタミンE≫
 
都市圏など空気の悪いところに住んでいると、眼がチカチカしたり、呼吸器官に障害が出ます。
光化学スモッグをはじめ、大気汚染物質は強い酸化力をもったものがほとんどです。
 
汚れた空気の中で生活しなければならない以上、大気汚染から身を守るすべを身につけておきたいものです。
ビタミンEの強い抗酸化力に期待しましょう。
 
大気汚染物質が体内に入ると、からだを守るためにまず肺にビタミンEが動員されるのが、動物実験で確認されています。
人の場合も、ビタミンEを多量にとっている人のほうが、肺の障害が出にくいという実験結果が得られています。
 
大気汚染からからだを守るために、たっぷりとEを補給しましょう。
 
≪ビタミンEが豊富な植物油ですが、酸化にご用心!≫
 
ビタミンEは、ナッツ類や、種実からとった植物油に豊富に含まれています。
植物油は不飽和脂肪酸で、酸化されやすい性質があります。
だから、自然界の生きものは、Eを含んで酸化を防いでいるわけです。
いわば、自然の摂理です。
 
しかし、食用に精製した植物油からEを補給するときは注意しましょう。
1gの油を酸化から防ぐのに、0.6mgのEが必要といわれます。
ところが、精製の過程でEをそぎ落としているため、油自体の酸化を防ぐのにさえ充分な量が含まれていません。
 
長期の保存は避けたいものです。
加熱すると酸化が早まるので、揚げ物に使った油は、炒め物に使い回して早めに使いきりましょう。
古い油は、いくら植物油といっても、逆に過酸化脂質を取りこんで、老化を早める結果になりかねません。
 
≪より効果の高いビタミンE剤とは≫
 
ビタミンC剤は天然も合成も同じですが、ビタミンE剤は天然のほうが効果があります。
天然型というのもあり、これは、天然のEに酸化されないように処理を施したものです。
 
ビタミンEには、トコフェロールとトコトリエノールがあり、それぞれα体、β体、γ体、δ体があります。
8種類のなかで最も生理活性が高いのはα-トコフェロールです。
食べ物から多くとっているのは、α体とγ体のトコフェロールですが、からだは、より生理活性の高いα体を選んで利用しています。
 
食品でビタミンE配合と書いてあっても、α-トコフェロールとは限りません。
ビタミン剤の場合は、種類が表示してありますから、チェックしましょう。
「からだに効く栄養成分バイブル より」
 
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筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳・神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、胃の内因子(胃から分泌されるたんぱく質の一種)と結びつくことにより吸収されますが、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために 大量のビタミンB12を補給する必要があります。
高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。
ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないので、菜食主義の人も欠乏症が心配です。
 
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12について