“別腹”は実在する。

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“別腹”は実在する。
 
「おなかいっぱい。もう食べられない~」とのたまったカノジョが、デザートをすすめられたとたん、「じゃあチョコレートケーキを」と追加してペロリとたいらげてしまう――。
そんなとき、すました顔でいうセリフが「これは別腹よ」。
 
別腹ったって、おなかは一つしかないはず。
いったいどこへ入るんだ。
と心の中でツッコミを入れている人もいるだろう。
 
ところが、この別腹、じつは実在するのである。
といっても、食いしんぼうの女性のおなかに、秘密の胃が隠されているわけではない。
 
おなかいっぱいのときに、好物を見て食べたくなる。
すると胃や消化管の蠕動運動が活発になり、先に食べたものをせっせと小腸のほうへ押し込んでいく。
それによって、食べたものが詰まって満腹だった胃の上のほうにスペースができる。
つまり“別腹”が出現するのである。
 
“別腹”には、「オレキシン」という脳の視床下部から分泌されるホルモンがかかわっていると考えられている。
オレキシンは食欲コントロールと密接な関係にあって、このホルモンが分泌されると食欲が刺激され、食べたいという欲求から“別腹”をつくってしまうらしい。
 
ただし、おわかりのように別腹は肥満の大敵。
あまり別腹をつくっていると後悔することになるので、ご注意を。
「衝撃の雑学本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12とは…?
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12について