成功した人はストレス・コントロールのうまい人

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成功した人はストレス・コントロールのうまい人
 
どんな分野でも、その分野で活躍している人、あるいは成功した人というのは、ストレス・コントロールのうまい人です。
 
ストレスを抱え込み過ぎないことは、もちろん大事なことですが、それ以前に自分に適度なストレスを与えているということができます。
 
たとえば、通勤前にわざわざ早起きしてジョギングする、昼休みに会社近くをジョギングする、早起きして会社のだれよりも早い時間に会社に着く、などということは、やはりそれなりにストレスになることです。
 
朝眠いのに、早起きして走るといったストレスを与えることで、自分にとってきついことを課しているわけです。
それは、自律神経を休んでいるときの副交感神経優位から戦闘態勢の交感神経優位に切り替え、大脳を覚醒させる作用があります。
 
ある程度ストレスをかけたほうが、大脳の働きも上がって能力も上がります。
筋力運動なども同様で、本人にとって「ちょっときついな」というレベルが筋力もつくし、運動能力も上がります。
 
適度なストレスであれば、心地いい状態をつくります。
ところが、ストレスが過度になってくると、疲労や不快を感じて、最終的にストレス・ホルモンが出はじめて、やる気が失せて、気分がうつになります。
 
自律神経的にもいろいろな問題が出てくるし、大脳の働きももちろん落ちていきます。
そうなれば仕事においても、パフォーマンスの能力も落ちます。
 
適度なストレスかそれを超えてしまっているかが自分でつかめればいいのですが、
職場などでは、上司や先輩などが見ていて、当人の仕事上のストレスが強くなりすぎていないか、チェックできる環境であってほしいと思います。
 
運動でも勉強でも仕事でも同様ですが、上司や指導者は、少しずつストレスをかけながらも、その人がどのレベルが限界なのかを見極める目が大事です。
 
そこで何を見極めるかといえば、本人が戦う姿勢が残っているかどうかです。
戦う姿勢がまだあれば大丈夫です。
「あ、もうダメだ」と、戦う姿勢がなくなるときが限界で、それ以上のプレッシャーをかけてはいけません。
それ以上やり続けると、脳の中はストレス・ホルモンがどんどん出はじめて、病気にもなりやすくなるし、うつになりやすくなります。
 
そういう状況に陥ってしまったら、いったん休んで、ストレスを解放して、練習などは、また翌日からやり直すことです。
 
上司や指導者が見る目を持って見守ってくれればいいですが、自分の身を守るのは、やはり本人です。
「これ以上はちょっと無理だな」という、自分の限界を見極める目を持つことが大事です。
 
多くの場合は、自分の意思でなかなかスパッとやめられないので、病気になっていくのです。
運動でも仕事でも、「今日はもうこれ以上は無理だな」と思ったら、スパッとやめることです。
「心も脳も元気になるストレス整理術! より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
ビタミンB12について