「ぼけ予防10カ条」⑨いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに ⑩くよくよしないで明るい気分で生活を

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「ぼけ予防10カ条」⑨いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに ⑩くよくよしないで明るい気分で生活を
 
⑨いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
 
気持ちが老け込むと、何をするのもおっくうになりがちです。
おっくうになると、外出するのも面倒になり、つい、家に閉じこもって、ぐちばかり言っている、ということになりかねません。
生き生きした感じがなくなってしまい、若い人たちも敬遠して近寄ってこなくなります。
 
心をいつも若々しく保つためには、いつでも考えを柔軟にもつことです。
何かにこだわってくよくよ悩むことは、ほどほどにしておきましょう。
生き生きした態度や表情は、あなたをさらに魅力的なものにします。
いつも輝いていましょう。
身だしなみにも気をつけて、ちょっとしたおしゃれ心も必要です。
ユーモアの心も忘れずに。
 
若々しい心を作り出すのは何よりも自分自身なのだということに気づいてください。
 
⑩くよくよしないで明るい気分で生活を
 
くよくよするのはやめましょう。
長い人生には色々心配事もありますが、いつまでもこだわっているとストレスになり、場合によってはうつの状態にもなりかねません。
 
ふだんから明るい気持ちで過ごすことに努めて、心の健康を高めることは、認知症の予防に大切なことです。
 
高齢者がうつ病にかかると、気力の低下、注意力の衰えのために頭の回転が遅くなったり、もの忘れがひどくなるので、認知症と似たような症状になることがあります。
これはうつ病が治ればまた正常に戻りますが、何度もうつ病を繰り返していると、高齢になるほど脳の神経細胞は障害を受けやすくなります。
やがて本当に認知症になってしまう場合もあります。
高齢者では近親者との死別や定年による退職、身体の健康を失うなど、喪失体験が続いて起こることが多く、これを契機にしてうつ病や気分の落ち込みを起こしやすいといわれています。
「ボケる人、ボケない人の生活習慣 より」
 
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≪ビタミンB12の老化防止効果≫
 
食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
ビタミンB12について