
魚と肉は1日おきにとりたい
栄養失調の人がいる、と聞くと驚くかもしれません。
いつでもどこでも食べものが手に入るいま、栄養失調という言葉は死語になったと思っている方も多いと思います。
ところが、栄養失調とはいかなくても、それに近い人たちがいます。
医学的に、栄養が足りているかどうかを調べるには、血液中のアルブミンの量をはかります。
たんぱく質不足はまさしく栄養失調、慢性消耗性疾患、肝臓病のバイオマーカー(生物学的指標)になっています。
アルブミンが不足しているのは、介護が必要となってくる人たちです。
これはアルブミンが不足してきたから介護が必要になったと思われます。
アルブミンが血液中に十分ある間は、じつは介護がいりません。
オランダの超高齢者シッパーさんも105歳までひとりで生活していました。
ニシンとオレンジジュースを欠かさず食べていたことはわかっていますが、それ以外にもしっかりいろいろなものを食べていたと思われます。
バランスよく食事をとっていれば、アルブミンが不足することはありません。
確かに魚に含まれている油は、動脈硬化を予防し、老化を防いでくれます。
ここで、見逃してはいけないのは、食事に含まれるたんぱく質の量です。
肉に含まれているたんぱく質は部位によって多少異なりますが30~40%です。
すき焼き用の牛肉を300gでたんぱく質は90gもとれることになります。
1匹をまるまる食べることができればいいのですが、1匹の鯵でも食べられる部分はわずか50g、たんぱく質その28%ですから、約15gになります。
残念ながら肉ほど多量のたんぱく質はとれません。
1日に摂取したいたんぱく質の量は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、男性で推奨量が60g、女性で50gですから、すき焼きの肉なら十分とれることになりますが、鯵だと3匹は食べなければなりません。
歳をとってくると、脂っこいものは苦手という人がふえてきますが、たんぱく質が多くて簡単にとれる肉はぜひ食卓に載せたい。
そこで、魚と肉を1日おきにとることをお勧めします。
これで無理なくたんぱく質もとれるし、老化予防効果の高い魚も十分にとれます。
「100歳までホケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
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このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
◆ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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