「A欠乏脳」-2.掃除はチリトリとホウキで
「A(アセチルコリン)欠乏脳」の方は、毎日しっかりと家事をしてください。特に男性も。
しかし「A欠乏脳」の方は、無意識に、何気なく家事をするのではダメです!
家事は体も頭も使う、なかなかハードなエクササイズです。
たとえば料理。
まずは買い物ですが、買い物かごにたくさんの食材を入れ歩くことも、かなりの運動です。
手ぶらの散歩より運動量が多くなります。
台所では、頭を使う段取りや要領が必要です。
お鍋を火にかけながら、同時にキャベツを刻んだり、いくつもの作業を効率よくこなしていかなければなりません。
家事は、体と脳の健康に最適です。
しかし、脳内エネルギーを整えて老化を防ぐという観点からいえば、それだけでは効果が上りません。
ルーチンワークとしての家事では、反射的な心身のみが使われます。
反射運動では脳内エネルギーのアセチルコリンは活性化されません。
家事によって認知予備力を高めるには、もうひと工夫、プラスアルファが必要です。
そのポイントは3つです。
① 掃除はホウキとチリトリを持ってする
掃除機を使った掃除はラクですが、体も脳もあまり使いません。
それに対して、ホウキとチリトリでの掃除は、かなりの運動量になります。
さらに、両手に違う道具を持って、同時に別の動きをする作業では、脳の広い領域が刺激されるのです。
② 皮むきは庖丁でする
手先の器用さが要求される作業では、集中力や注意力が高まります。
これが認知予備力を強くするのに役立ちます。
③ 旦那さん(奥さん)の洋服にアイロンをかける
洋服はクリーニングに出したほうが手間が省けて、仕上がりも綺麗かもしれません。
しかし、認知予備力を高めるには、心を込めて旦那さん(奥さん)の洋服にアイロンをかけましょう。
相手への感謝の気持ちを込めたり健康を祈りながら・・・・・・。
人のため、社会のためにと意識をしてする行動は、脳内のアセチルコリンをより活性化させます。
このように、体と脳をしっかり使って、人のために気持ちを込めてやる家事で自分も健康になれるのなら、こんなに喜ばしいことはありません。
家事は嫌々やると頭がボケる。体と脳を使えば「A欠乏脳」に効く!
「もの忘れとウツがなくなる「脳」健康法 より」
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木枯らしと孤独が骨身に染みる…秋が深まるとなんとなく悲しい気持ちになるといわれていますが、はたして秋の物悲しさには医学的な根拠はあるのでしょうか?
なんと季節の変化が引き起こすうつ病が存在するというのです。
エアコンの使用が一般的になり夏に体が冷えてしまうなど季節の変化に対応しにくくなった現代人。
季節性うつは自然な生活リズムを崩してしまった人がかかりやすい病気なのだそうです。
「なかでも10月から3月頃にみられる“冬季うつ”は、過食、過眠なども主な症状としてあげられます。秋になり日照時間が短くなることで、メラトニンというホルモンの分泌に異常が起こり体内時計が狂ったり、神経伝達物質のセロトニンが減ることによる脳の活動低下が原因と考えられています」
「なかでも10月から3月頃にみられる“冬季うつ”は、過食、過眠なども主な症状としてあげられます。秋になり日照時間が短くなることで、メラトニンというホルモンの分泌に異常が起こり体内時計が狂ったり、神経伝達物質のセロトニンが減ることによる脳の活動低下が原因と考えられています」
うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。
原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。
不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、生活全般を見直してみることが必要です。
うつ症状の予防や軽度の場合の改善に役立つのは、ハーブの一種であるセントジョーンズワートです。
ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さけなどの魚類、牛肉、鶏ささ身、レバーなどに多く含まれています。
ビタミンB12はレバーや魚介類に、葉酸はレバーのほか、菜の花、モロヘイヤ、春菊など緑の濃い野菜に多いです。
加えて、散歩など屋外で体を動かす機会を増やすと、気分のおちこみを軽減しやすくなります。
ただし、軽度のおちこみだけでなく、うつの症状がみられるときは、まず病院で検査を受け、治療と並行して、これらの食事療法を行ってください。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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