「A欠乏脳」-5.新しいことに挑戦して、ひと花付咲かせよう

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「A欠乏脳」-5.新しいことに挑戦して、ひと花付咲かせよう
 
「人生の目的意識が高い人は病気になりにくい」という研究報告があります。
 
ちょっと曖昧な論旨ですが、「人生の目的意識」とはいったい何でしょう。
 
一生涯の持続的な目標を持った作家や職人のような方は、問題ないでしょう。
しかし、普通の人はどうすればよいのでしょうか?
簡単に、こんな大げさな意識に変えることができるとは思えません。
 
そこで、手っ取り早く人生の目的意識を高めるコツは、今までやったことのないことを、勇気を持ってまずやってみることです。
 
私たちは、まず行動を起こすことによって、意欲や意識を操ることができるのです。
 
「やってみてから考えよう」です。
 
「A(アセチルコリン)欠乏脳」の方は、今まで未経験の趣味に積極的に参加しましょう。
 
たとえばパソコンを始めようと思ったなら、パソコンのガイドブックを買って、じっくり読んでから始めるのはやめてください。
まず、いきなりパソコンを買ってしまいましょう。
そして、パソコン教室に入るか、知人で詳しい人に教えてもらうのです。
 
まずは行動。
「やってみてから考えよう」なのです。
やりながら覚えていくうちに、少しずつ楽しくなってくるものです。
 
スポーツジムなら、何回でも自由に出入りできるタイプのコースは避けましょう。
1回ごと前払いする、インストラクター付きのエアロビクスやヨガ、水泳などの教室に入りましょう。
高いお金を払ったんだから、「休むのは損!」という気持ちが、最初の一歩の踏み出しをスムーズにしてくれます。
 
 そこで行動を起こせば、たいていは面白くなっていきます。
そのうちに、ジムに「行かずにはいられない」「行かないと気持ちが悪い」と、生活習慣になっていきます。
そうなればしめたもの。
健康一直線!
 
 人間は些細な目標でも、思いどおりに達成できた場合には至福を感じる動物です。
意識を変えるには、まずは小さな行動を起こすことです。
 
 「意欲」と「行動」と「達成感」は三角関係のようなものです。
この三角のサイクルがグルグル回ると、人間はどこまでも向上していきます。
 
 偉大な文明や文化は、このサイクルが回って築き上げられたといっても過言ではないでしょう。
 
まず行動!目標は後からついてくる
 
自己診断⇒105日記事:ステップ2 あなたの脳に不足しているのは「A(アセチルコリン)」ですか?「S(セロトニン)」ですか?
「もの忘れとウツがなくなる「脳」健康法 より」
 
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木枯らしと孤独が骨身に染みる秋が深まるとなんとなく悲しい気持ちになるといわれていますが、はたして秋の物悲しさには医学的な根拠はあるのでしょうか?

 なんと季節の変化が引き起こすうつ病が存在するというのです。
エアコンの使用が一般的になり夏に体が冷えてしまうなど季節の変化に対応しにくくなった現代人。
季節性うつは自然な生活リズムを崩してしまった人がかかりやすい病気なのだそうです。

 「なかでも10月から3月頃にみられる冬季うつは、過食、過眠なども主な症状としてあげられます。秋になり日照時間が短くなることで、メラトニンというホルモンの分泌に異常が起こり体内時計が狂ったり、神経伝達物質セロトニンが減ることによる脳の活動低下が原因と考えられています」

 うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。
原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。
 
また、脳内の神経伝達物質であるセロトニンノルアドレナリンが減少したり、視床下部や下垂体といった脳の機能の異常なども、原因として考えられています。
 
不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、生活全般を見直してみることが必要です。
 
うつ症状の予防や軽度の場合の改善に役立つのは、ハーブの一種であるセントジョーンズワートです。
有効成分のぺルリフォリンに、脳内の神経伝達物質セロトニンを増加させる働きがあるため、おちこんだ気分を回復して、気持ちを適度に高揚させてくれます。
 
そのほかには、神経伝達物質セロトニンの材料となるトリプトファンや、セロトニンなどの生成に必要なビタミンB6・B12葉酸などのビタミンB群を補給します。
 
トリプトファンアミノ酸の一種で、牛乳や肉(赤身がいい)などのたんぱく質に含まれています。
ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さけなどの魚類、牛肉、鶏ささ身、レバーなどに多く含まれています。
ビタミンB12はレバーや魚介類に、葉酸はレバーのほか、菜の花、モロヘイヤ、春菊など緑の濃い野菜に多いです。
また、イチョウ葉に含まれるギンコライドやケルセチンなどのポリフェノールは、脳の血液循環をよくして、脳を活性化します(お茶などでとるのがおすすめです)
 
 加えて、散歩など屋外で体を動かす機会を増やすと、気分のおちこみを軽減しやすくなります。
 
 ただし、軽度のおちこみだけでなく、うつの症状がみられるときは、まず病院で検査を受け、治療と並行して、これらの食事療法を行ってください。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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